高校生の7割以上が生成AIを利用、情報収集や勉強補助が主目的に
高校生7割が生成AI利用、情報収集や勉強補助が目的

高校生の7割以上が生成AIを日常的に活用、学研調査で明らかに

対話型の生成人工知能(AI)を利用している高校生が73.7%に上ることが、学研教育総合研究所が実施した最新の調査で明らかになった。この調査は昨年11月にインターネットで実施され、小学1年生から高校3年生までの各学年の男女100人ずつ、合計2400人が回答した。

小中学生の利用状況と比較した結果

調査結果によると、小学生における生成AIの利用率は36.6%、中学生は43.2%であった。高校生の利用率が突出して高いことが特徴的で、教育段階が進むにつれてAIツールの活用が広がっている実態が浮き彫りになった。

主な利用目的は情報収集と学習支援

小中高生いずれの世代においても、生成AIの主な利用目的は情報収集のサポート宿題・勉強の手助けであった。具体的な内訳を見ると、中学生では「情報収集のサポート」が17.8%、「宿題・勉強の手助け」が17.7%とほぼ同率で多かった。

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一方、高校生では「宿題・勉強の手助け」が42.3%で最も多く、次いで「情報収集のサポート」が26.0%となった。この順位の逆転は、高校生がより高度な学習課題にAIを活用している可能性を示唆している。

未利用者の割合と小学生の利用傾向

生成AIを「使っていない」と回答した割合は、中学生で56.8%、高校生で26.3%だった。小学生に関しては、利用すると答えた人に複数回答で選択肢を選んでもらったところ、「情報収集のサポート」が44.0%、「宿題・勉強の手助け」が32.6%、「イラスト・画像の作成」が23.7%という結果になった。

小学生の間では、学習支援だけでなく創造的な活動にもAIが活用されていることが分かる。イラストや画像作成への応用は、デジタルネイティブ世代の特徴的な利用法と言えるだろう。

専門家が指摘するリテラシー育成の重要性

この調査結果を受けて、教育関係者や専門家からはAIリテラシーの育成が急務であるとの指摘が相次いでいる。生成AIは強力な学習ツールとなり得る一方で、情報の信頼性や著作権、倫理的な使用法について適切な指導が必要だ。

特に利用率が高い高校生世代に対しては、AIを単なる便利ツールとしてではなく、批判的に活用する能力を養う教育が重要となる。学校現場では、AI技術の特性や限界を理解させ、責任ある使い方を教えるカリキュラムの整備が求められている。

今回の調査は、生成AIが日本の教育現場に急速に浸透している実態を明確に示した。今後は、この技術を効果的かつ安全に活用するための教育的枠組みの構築が、教育政策上の重要な課題となるだろう。

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