政府は2026年度の科学技術関連予算を過去最大となる4兆円超とする方針を固めた。人工知能(AI)や半導体などの先端技術分野に重点的に配分し、経済安全保障の強化と持続的な成長を目指す。
予算規模の拡大
政府関係者によると、2026年度の科学技術予算は前年度比で約2割増の4兆円を超える見通し。これは過去最大の規模であり、日本の技術競争力を高めるための戦略的な投資となる。
重点分野
- 人工知能(AI):生成AIの研究開発や社会実装を促進。
- 半導体:先端半導体の国産化や製造技術の向上に投資。
- 量子技術:量子コンピュータや量子暗号通信の研究を支援。
- バイオテクノロジー:創薬や医療技術の革新を目指す。
これらの分野は、経済安全保障上重要な技術と位置づけられ、官民連携で開発を加速させる。
経済安全保障への対応
近年、半導体やAI技術を巡る国際的な競争が激化している。政府は、特定国への依存を減らし、国内での技術基盤を強化する必要があると判断。予算増額により、研究開発から人材育成まで一貫した支援を行う。
成長戦略との連携
科学技術予算は、「新しい資本主義」の実現に向けた成長戦略の一環。スタートアップ支援や産学連携の強化も図り、技術革新を経済成長につなげる。
政府は、2026年度予算案を年内に策定し、2026年1月の通常国会に提出する予定。



