国内メーカーや大学で構成される団体「京都ヒューマノイドアソシエーション(KyoHA)」が、国産ヒト型ロボットの試作機「SEIMEI(セイメイ)」を2026年4月28日に京都市で公開した。このロボットは、平安時代の陰陽師・安倍晴明をイメージした和装姿で登場したが、公開直前に脚部品が折れるトラブルが発生し、実際に歩いたり腕を動かしたりするデモンストレーションは行われなかった。
国産ロボットの現状と目標
世界初の本格的なヒト型ロボットは日本で誕生したが、現在は中国や米国が先行している。KyoHAは、2029年3月末までに災害現場などで活躍できる量産モデルを開発し、国産技術の巻き返しを目指している。
試作機「SEIMEI」の仕様
SEIMEIは高さ140センチ、重さ49キログラム。モーターやセンサーなどロボットの「体」を構成する部品はすべて国内メーカー製だが、制御用コンピューターのGPU(画像処理装置)は米エヌビディア製を使用している。
プロジェクトの背景
KyoHAは、国産ヒト型ロボットの実用化を加速するため、早稲田大学や村田製作所、ロボットメーカーのテムザックなど2大学と14社が昨年6月にプロジェクトを立ち上げ、試作機を4カ月で製作した。
今後の予定
今回のトラブルで部品が破損したため、修理と改良を行い、5月末にはKyoHAのホームページで動作する姿を公開する予定だ。この試作機を通じて部品や制御技術の検証を進め、量産化への道筋をつける。有料会員向けの続きでは、さらに詳細な技術解説や今後の展望が読める。



