立春から数えて八十八夜にあたる5月2日、京都府宇治市の茶業センターで恒例の「茶摘みの集い」が催され、新茶の季節の訪れを告げた。地元はもちろん、北海道や九州など全国各地から事前に申し込んだ約900人の参加者が集まった。
抹茶ブームで参加者大幅増
近年の抹茶人気の高まりを受け、今年の定員は昨年の約500人から大幅に拡大された。参加者たちは、抹茶の原料となる「てん茶」などの茶園で茶葉を丁寧に手摘みした。さらに、抹茶のたて方や玉露の入れ方といった本格的な体験も行われ、参加者は熱心に取り組んでいた。
親子で初参加の喜び
宇治市の公務員、福井悠人さん(36)は長男の護さん(6)と一緒に初めて参加した。「子どもに日本の茶文化に触れてほしいと思った。家で製茶するのが今から楽しみだ」と笑顔で語った。
新芽の生育は順調
主催した府茶業会議所によると、今年の新芽は霜の被害などもなく、順調に生育しているという。式典で堀井長太郎会頭は「この時期だけの新茶の味わいを存分に楽しんでほしい」とあいさつし、参加者を歓迎した。



