李世ドル九段、10年ぶりの囲碁AI再対局がソウルで実現
2016年に人工知能(AI)を搭載した囲碁ソフト「アルファ碁」との対局で世界的な注目を集めた韓国人棋士の李世ドル九段が、2026年3月9日、10年ぶりに別のAIとの再対局をソウルで行いました。このイベントは、韓国のスタートアップ企業が主催し、「AIが人間と協力するパートナーになった」というコンセプトのもと企画されました。
10年前と同じ会場で新たな挑戦
対局は、2016年にアルファ碁と対戦した際と同じソウルのホテルで実施されました。李氏はまず、同スタートアップが開発したAIに話しかけ、対戦相手となる棋士モデルの設計を指示。AIが実際に対局できる環境を整えた後、約30分間にわたってデモンストレーション形式の対局が行われました。
勝敗はつけず、協力の形を強調したこのイベントでは、AIが単なる対戦相手ではなく、人間の棋士と連携するツールとしての可能性が示されました。李氏は対局後、AI技術の進歩に触れながら、囲碁界における新たな協力関係の構築について言及しました。
スタートアップが描くAIの未来像
イベントを主催した韓国のスタートアップは、「AIと人間が互いの強みを活かし合うことで、囲碁の戦略や創造性がさらに深まる」と説明。この取り組みは、AI技術がゲームや娯楽の分野だけでなく、教育や研究など幅広い領域での応用が期待されることを示しています。
李世ドル九段は、2016年のアルファ碁との対局以来、AI技術の急速な発展を目の当たりにしており、今回のイベントを通じて、囲碁界におけるAIの役割の変化を実感したと語りました。今後も、AIを活用した囲碁の普及や技術革新への貢献に意欲を見せています。



