15大会連続挑戦のSASUKEレジェンド、新たな夢は親子での1stステージ完全制覇
TBSの人気スポーツバラエティ番組「SASUKE」において、巨大な障害物コースに挑み続けるレジェンドがいる。千葉県酒々井町で電気店「キタガワ電気」の店長を務める日置将士さん(44)だ。2008年から応募を開始し、2010年に初出場を果たして以来、15大会連続で出場を続ける常連選手として知られている。
2025年大会では11大会ぶりの1stステージ敗退も意欲は増す
2025年10月に開催された大会では、家族との決まったかけ声を交わした後、スタート台に立った日置さん。序盤の障害物は難なくクリアしたものの、終盤の「そり立つ壁」でタイムアップとなり、11大会ぶりに1stステージで敗退する結果となった。この大会では1stステージを突破できたのはわずか7人だけで、過去の大会と比較しても超難関と評される内容だった。
「来年も挑戦する」と語る日置さんの意欲はむしろ一層高まっている。普段は地域の暮らしを支える電気店の店長として、エアコンの設置や配線工事、照明の交換などに奔走している。「地域の方に支えられている。困ったことがあったら、電気のことじゃなくても頼ってほしい」と笑顔で話す。
自宅にSASUKEセットを自作し日夜トレーニング
仕事を終えた後の時間はトレーニングに費やされている。当初は自宅の和室のへりで懸垂をしたり、坂道ダッシュを繰り返したりしていたが、2017年に新築した自宅にはSASUKEのエリアを再現したセットを自作。日夜、障害物攻略に向けた練習に励んでいる。
SASUKEに挑戦するようになったきっかけは、当時の彼女にかっこいいところを見せたいという思いからだった。2007年10月頃、お台場のスポーツテーマパークに彼女とデートに行き、SASUKE風のセットに挑戦したが、まったく歯が立たなかった。これを機にトレーニングを重ね、何度も施設に通い続け、2008年6月についにセットをクリアすることに成功した。
家族にも広がる挑戦の輪
日置さんの挑戦する姿勢は家族にも広がっている。長女の心結菜さん(14)は女性版大会の「KUNOICHI」に挑戦し、長男の琉青君(12)は小学生大会の「SASUKEジュニアCUP」に参加している。子どもたちの挑戦を見守る日置さんは、同じ挑戦者として「中途半端な努力で出場するのは違う」と、真剣に向き合うことの大切さを伝えている。
2026年4月で中学1年生となった琉青君は、SASUKEに挑戦できる年齢に達した。これにより日置さんが新たに掲げた夢が、SASUKE史上初となる1stステージ親子クリアだ。6月で45歳を迎えるが、限界を意識することはないという。
「お金や見栄のためではなく、目標に向かって真っすぐ頑張る」という信念のもと、日置将士さんには今、第二の青春が訪れている。電気店店長として地域を支えながら、家族と共にSASUKEの舞台に立ち続けるその姿は、多くの人々に感動と勇気を与え続けている。
日置将士(ひおき・まさし)プロフィール
- 1981年、東京都葛飾区生まれ
- 2歳頃から千葉市若葉区で育つ
- 1男2女の父
- 2010年の結婚を機に、妻の父が経営する電気店で働き始める
- 「周りの方の支えがあるからSASUKEに取り組めている」が信条
- SASUKEには15大会連続、通算18大会出場



