AI都知事ユリコ登場に小池知事「かわいすぎる」と笑顔、月2万5千円のコスト効果を検証
AI都知事ユリコ登場 小池知事「かわいすぎる」と笑顔

東京都の公式SNSに21日、人工知能(AI)で生成された小池百合子知事を模したイラスト「AI都知事ユリコ」が登場した。縦型のショート動画で、知事の声を模した音声が都政情報を紹介し、英語やアラビア語などの多言語対応も行っている。

小池知事、出来栄えに「かわいすぎる」と笑顔

24日の定例会見で、この動画の出来栄えと費用対効果について質問が飛んだ。小池知事はイラストについて「問題は、ちょっとかわいすぎるかなという点ですかね」とほほ笑みながら回答。費用については「月々149米ドル。AIをご存じない方は『どんなにお金かけてんねん』と思ってらっしゃるかもしれませんけど、月2万5千円でみんなできるようなアプリがあってすごいですね」と強調した。

SNSでの批判を受け、コストを前面に

SNS上では「税金の無駄」といった批判も見られたためか、知事は費用面について前のめりに答えた印象があった。都によると、動画は市販の米国製AIツールを使用し、2~3人の職員が企画・編集を担当。イラストはリアルすぎると不気味に感じられるため、調整を重ねているという。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

都のAI戦略と予算規模

東京都は庁内でのAI活用を積極的に推進している。昨年7月に「AI戦略」を策定し、先月には職員向けの「AI導入・活用ガイドライン」を整備。本年度のAI関連事業予算は前年度比約2倍の389億円に上る。会見で知事はAIについて「世の中を変えるという意味で、仕事の内容を変える、時には仕事を奪う」と述べ、「大化の改新級」と表現した。

都星人に続くAI広報の新たな試み

2月には都のAI広報アバター「都星人(とせいじん)」が誕生。人気ゲーム『ポケットモンスター』のデザインに関わったデザイナーが手がけた3体のキャラクターで、AIを活用して都政情報を分かりやすく動画で伝える狙いがある。

費用対効果の検証が課題

こうした動きの中で登場したAI都知事ユリコ。施策を都民に届ける広報の重要性は増しており、一般会計の予算規模が9兆円超の都にとって、月額数万円の利用料は確かに安価だ。知事は「職員が動画作成をもう、かなりみんなこなれてできるようになりました」と述べ、実際に取材現場で職員が動画を撮影する場面も見られる。費用対効果の測定は難しいが、職員の業務内容や負担感を含め、PR効果とコストのバランスを常に検証し続けることが求められる。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ