岐阜発の若きラッパーSTACK THE PINK、直球のラップで故郷への熱い思いを表現
岐阜の若手ラッパーSTACK THE PINK、直球ラップで故郷愛を表現

岐阜発の若き才能、ラップで故郷への熱い思いを表現

昨年と一昨年のNHK紅白歌合戦で楽曲が披露されるなど、日本語ラップが若者を中心に徐々に浸透している。そんな音楽シーンの中で、特に注目を集めているのが岐阜市出身の若手ラッパー・STACK THE PINKさん(21)だ。高速で言葉を繰り出す高い技術を武器に、故郷への深い愛情をストレートに表現する姿勢が多くの共感を呼んでいる。

ラップ文化の広がりと若者の受け入れ

ラップは1970年代のアメリカで生まれたヒップホップ文化に由来する歌唱スタイルである。軽快な伴奏に合わせて、言葉を話すようにリズミカルに表現するのが特徴だ。Z世代向けリサーチツール「サークルアップ」が昨年6月に行った調査によると、大学生の実に2人に1人が「ヒップホップに興味がある」と回答した。かつては怖いイメージを持たれがちだったラッパーが、地上波テレビ番組に出演することについても、約4割の学生が好意的な反応を示している。

STACK THE PINKの音楽への目覚め

STACK THE PINKさんがラップと出会ったのは小学6年生の時だった。「高校生RAP選手権」の動画を見て、韻を踏むラップの「聴き心地の良さ」に強く魅了されたという。中学生になると、インターネット上で即興ラップを披露し合うコミュニティに参加。「ネット上でもバチバチでめっちゃ面白かった」と当時を振り返る。そこで知り合った友人に誘われ、高校入学後はメッセージをぶつけ合うMCバトルにも挑戦するようになった。2023年には、かつて憧れていた「高校生RAP選手権」で準優勝を果たし、一躍注目を集める存在となった。

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表現の幅を広げる楽曲制作

準優勝後、STACK THE PINKさんは即興ラップだけではない表現の可能性を追求するため、楽曲制作に軸足を移した。代表曲「YOUNG STAR」では、「1Verseで覆すよ/Battlerっていう肩書を」と歌い、MCバトラーという枠を超えてアーティストとしての決意を表明している。「気持ちをまっすぐにぶつけられるラップが好き。自分でも表現できることが本当にうれしかった」と語る姿勢が、多くのリスナーの心を捉えている。

活躍の場を広げる若手ラッパー

2024年3月には、数々の有名MCが登場したレッドブルの映像シリーズに出演。さらに昨年8月には、愛知県常滑市で開催されたアジア最大級のヒップホップフェスティバルに出場するなど、活動の場を着実に広げている。これらの経験を通じて、技術と表現力のさらなる向上に努めている。

故郷・岐阜への強い思い

STACK THE PINKさんは、岐阜の名を冠した曲をリリースするなど、地元を盛り上げたいという思いを強く持っている。「岐阜にはすごく熱くて芯が通った人たちがたくさんいる」と語り、DJ RYOWさん(大垣市出身)やラッパーの¥ellow Bucksさん(高山市出身)といった岐阜出身の先輩アーティストたちを尊敬している。「ラッパーとしても人間としても成長して、もっとこの街に貢献したい」という願いは、音楽活動の原動力となっている。

未来への目標と展望

現在は技術を磨きながら、自分ならではの表現を追求する日々を送っている。「自分と同じように田舎で育った若者に、音楽を通して夢を見せられる存在になりたい」と語るSTACK THE PINKさん。高速ラップの技術とストレートな感情表現を武器に、岐阜から全国へ、そして世界へと活躍の場を広げていくことが期待されている。

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