将棋界に新たな歴史 大城千花選手が女性初の棋士公式戦出場権を獲得
2026年3月14日、東京都港区で開催された第48回朝日アマチュア将棋名人戦全国大会の1日目において、女性代表として出場した大城千花選手(23)が、大会史上初となる女性選手としての2勝を達成しました。この快挙により、大城選手は8強入りを果たし、第20回朝日杯将棋オープン戦のプロアマ戦への出場権を獲得。女性アマチュア選手として初めて棋士公式戦への出場が決定しました。
2年ぶりの出場で歴史的勝利
2年ぶり2回目の出場となった大城選手は、前回大会では初戦で敗退していました。今回の大会について、大城選手は「今回はまず1勝が目標でした。2勝できると思っていなかったのでうれしい」と語り、勝負所でしっかり考えることを意識した戦いが良い結果につながったと振り返りました。
浜松市出身の大城選手は、国士舘大学在学中の2022年と2023年に学生女流名人戦を連覇。昨年6月には女流棋戦の倉敷藤花戦で上位の女流棋士を破って8強入りし、女流棋士資格を獲得して注目を集めていました(権利は行使せず)。
強さの秘訣と今後の目標
強さの理由について尋ねると、大城選手は「最近は研究会で強い方に教えていただいているので、環境として充実していると思います」と説明。朝日杯将棋オープン戦に向けては、「とにかく内容のいい将棋が指せたらいいなと思います」と意気込みを語りました。
朝日アマチュア将棋名人戦全国大会では、過去に野原未蘭女流二段(22)と磯谷祐維女流初段(23)がアマチュア時代に白星を挙げていますが、2勝を達成して8強入りし、棋士公式戦出場権を獲得した女性選手は大城選手が初めてとなります。
将棋界における女性選手の活躍
この快挙は、将棋界における女性選手の活躍が着実に進んでいることを示す象徴的な出来事となりました。大城選手の活躍は、多くの女性将棋ファンや若手選手に大きな希望を与えるものと期待されています。
大会関係者によると、大城選手の対局は終盤まで緊迫した展開が続き、観戦していたファンからも大きな拍手が送られたとのことです。将棋界の歴史に新たな1ページが刻まれたこの日、大城選手の今後の活躍に多くの注目が集まっています。



