福間香奈女流五冠、将棋連盟の最終答申に「不安が残る」と心境語る
福間香奈女流五冠、将棋連盟答申に不安

将棋界のトップ女流棋士である福間香奈女流五冠(34)が、日本将棋連盟の「公式戦番勝負対局規定検討委員会」による最終答申について、2日に大阪市北区の大阪弁護士会館で記者会見を開き、心境を語った。昨年12月に自身が提起した問題を受け、女流棋士の妊娠・出産とタイトル戦が重なる場合の対応を巡る議論が進められていた。

最終答申への評価と懸念

福間女流五冠は、連盟が「出産予定日の産前6週から産後8週までの期間がタイトル戦の日程と一部でも重複すれば対局者が変更される」という規定を削除し、検討委員会を設置したことについて、「私の声に耳を傾けていただき、心から感謝申し上げます」と述べた。しかし、最終答申の内容には「いくつか不安が残るところもありました」と率直な感想を明かした。

代替措置の課題

特に、妊娠・出産のためにタイトル戦への出場が困難になった際の代替措置について、最終答申では挑戦者決定戦からの出場など特別なシードを付与する案が示された。これに対し福間女流五冠は、「この代替案では、妊娠・出産の前に対局との二者択一に悩む現状は変わりません」と指摘。タイトル保持者が防衛戦に出られない場合、地位が降格するなどの不利益が生じないような制度設計を求めていたが、今回の答申では不十分だと感じているようだ。

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連盟の今後の対応

連盟は新たな規定の策定を検討しており、福間女流五冠は「対局と両立できるような規定にしていただきたい」と期待を込めた。今回の答申は、女流棋士のキャリアと家庭生活の両立という難しい課題に一石を投じるものだが、実効性のある制度設計にはさらなる議論が必要とされそうだ。

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