宝塚歌劇団月組トップコンビの退団発表
宝塚歌劇団月組のトップスターである鳳月杏さん(ほうづきあん)と、娘役トップの天紫珠李さん(あましじゅり)が、2027年3月に退団することが明らかになりました。両名は今年5月にそれぞれ記者会見を開き、最後の舞台まで全力で取り組む決意を固めました。
鳳月杏さんの歩み
鳳月さんは2006年に初舞台を踏み、2024年に月組トップスターに就任しました。彼女の最大の魅力は、観客を物語の世界に引き込む卓越した演技力です。特に今年上演されたミュージカル「侍タイムスリッパー」では、現代にタイムスリップした幕末の武士を好演。この作品について鳳月さんは「それまでは『宝塚の男役』という枠組みで役を作っていましたが、今回は『男役』を意識せずに演じることができました」と振り返ります。きらびやかな衣装やダンディズムに頼らず、朴訥な主人公を深みのある演技で表現し、「新しい感覚で、お芝居の楽しさを実感しました」と語りました。
入団から20年、鳳月さんは常に「失敗を恐れず、率先してチャレンジすること」を心がけてきました。より良い舞台を届けるため、常に高みを目指し続けた彼女は、「退団後も、自分にしかできないことを追求していきたいです」と将来への抱負を述べました。
天紫珠李さんの歩み
天紫さんは2015年に初舞台を踏み、当初は男役として活動していましたが、後に娘役へ転向。同じ道を歩んだ先輩を参考にしながら、「私にしかできない娘役」を追求してきました。確かな演技力で鳳月さんとともに月組を牽引してきた天紫さんは、「退団公演に向けて『終わりに向かう』のではなく、まだまだ進化していきたい。誇りを持って、最後までいい舞台を作りたい」と決意を語りました。
退団公演の詳細
両名の退団公演は、来年3月28日に東京宝塚劇場で千秋楽を迎える予定で、演目は「天穹のアルテミス」と「Belle Époque(ベル・エポック)」です。



