白河市田島で開花した希少な白いカタクリ、突然変異による奇跡の花
福島県白河市田島の私有地において、珍しい白いカタクリの花が見頃を迎えています。カタクリは春の訪れを告げる花として広く知られており、「春の妖精」という愛称で親しまれています。ユリ科の一種で、通常は淡い紫色の花を咲かせるのが特徴です。
20年間の育成で初めての白いカタクリ
森林を所有する同市の有賀良雄さん(77歳)は、長年にわたりカタクリの種をまき、丁寧に育ててきました。現在、約30株のカタクリが咲き誇る中、1本の白いかれんなカタクリが特に目を引いています。有賀さんは「20年間にわたってカタクリの生育を見てきましたが、白いカタクリは初めてです」と驚きを隠せません。さらに、「貴重なカタクリに出合えて幸運だ」と笑顔で語り、その感動を共有しました。
突然変異による希少性、10万株に1株の確率
カタクリの東北最大級の群生地である白河市表郷の「遊々の森天狗山」を管理する、おもごう里山クラブの穂積栄治会長(73歳)によると、白いカタクリは突然変異によって花が白くなる現象です。その希少性は極めて高く、10万株に1株あるかないかと言われるほどです。カタクリは通常、種で増えていきますが、白いカタクリは交配しないため、自然に増えることもないと説明されています。
穂積会長は「少なくとも50万株のカタクリが咲く天狗山でも、ほとんど見られないほど希少です」と強調し、この白いカタクリの特別な価値を指摘しました。この発見は、地元の自然愛好家や植物研究者の間で話題を呼んでおり、春の訪れを彩る貴重な一幕として注目を集めています。



