千葉県がサツマイモ基腐病の発生防止を強化 植え付け時期に注意喚起
千葉県は、サツマイモの植え付け時期を迎え、サツマイモ基腐(もとぐされ)病の発生防止に向けた注意喚起を強化している。この病気はかびに感染することで引き起こされ、茎や葉が変色して最終的には枯れる深刻な病害だ。畑全体に広がると収量が激減するため、県は感染した苗の持ち込みを防ぐ対策を呼びかけている。
県産サツマイモの重要性と対策の背景
千葉県のサツマイモ産出額は全国3位(2024年)を誇り、県内農業にとって重要な作物となっている。県内では2021年に初めて家庭菜園などでサツマイモ基腐病が確認されたが、2022年以降は発生していないという。しかし、再発のリスクを考慮し、県は予防策を徹底している。
記者会見で熊谷俊人知事は「苗は信頼できる事業者から購入してほしい。重要な早期発見にも協力を」と述べ、生産者や家庭菜園愛好家に協力を呼びかけた。県環境農業推進課の担当者も「異変を見つけたら県の各農業事務所に連絡してほしい」と話し、迅速な対応の重要性を強調している。
具体的な対策期間と取り組み
県は5月までを対策強化期間と設定し、苗を販売するホームセンターなどと連携して利用者に健全な苗の購入と使用を呼びかけている。ウェブ広告も活用し、苗購入時の注意点を広く周知する。
さらに、苗が育つ6月と7月は早期発見強化期間として、観光農園や市民農園を訪問して注意喚起を行う。チラシやウェブで病害の特徴や対策方法を伝え、畑の見回りを通じた異変の早期発見を促す。
県産サツマイモのプロモーションと今後の展望
千葉県は2023年度から県産サツマイモの重点プロモーションを実施しており、イベントなどを通してサツマイモを使ったスイーツを中心にPRしている。病害対策と並行して、県産品の魅力を発信することで、農業振興を図っている。
サツマイモ基腐病は、茎の根元部分が黒く変色するなどの症状が見られる。県はこれらの特徴を詳しく説明し、生産者や消費者が迅速に異常を察知できるよう支援している。今後の取り組みとして、継続的な監視と啓発活動を通じて、病害の拡大防止に努めていく方針だ。



