宮崎県都城市の養豚場で豚熱感染が確定、全5500頭の殺処分を開始
宮崎県都城市の養豚場で確認された家畜伝染病「CSF(豚熱)」の感染について、宮崎県は4月10日、国の遺伝子解析の結果、感染が確定したと正式に発表しました。これに伴い、同養豚場で飼育されている全ての豚、約5500頭の殺処分が開始されました。
感染確定までの経緯と検査結果
事態は4月8日午後に始まりました。養豚場から「子豚に下痢の症状があり、死んだ豚もいる」との通報が寄せられ、翌9日に県が実施したPCR検査で陽性反応が確認されました。その後、国の検査機関が死んだ豚の検体などを詳細に遺伝子解析した結果、ワクチン由来のウイルスではなく、野外から侵入した「野外株」由来であることが確定しました。
この確定により、迅速な防疫措置が求められ、大規模な殺処分が決定されました。
全国および九州における発生状況
宮崎県などの関係当局によると、今回の養豚場でのCSF発生は、全国で飼育豚の感染が相次いだ2018年以降、26都県目に当たります。九州地域に限ってみると、2023年に佐賀県で発生して以来、2県目となります。
佐賀県での発生後、九州全域では飼育豚への予防的なワクチン接種が実施されてきましたが、今回の事例はその対策にもかかわらず発生したものです。
今後の対応と影響
殺処分の実施に伴い、以下の措置が取られる見込みです:
- 感染拡大防止のための徹底した消毒作業
- 周辺養豚場への監視強化と移動制限
- 地域の畜産農家への情報提供と支援策の検討
この事態は、宮崎県の畜産業界に大きな打撃を与える可能性があり、地域経済への影響が懸念されています。 県は、早期の収束と再発防止に向けて、国と連携した対策を進めるとしています。



