JR6社「ふくしまデスティネーションキャンペーン」開幕 風評払拭へ300超企画
ふくしまDC開幕 風評払拭へ300超企画展開

JR6社の大型観光キャンペーン「ふくしまDC」が4月1日に開幕

JR6社が共同で展開する大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」が、4月1日から本格的に始動します。このキャンペーンは6月30日までの3カ月間にわたり実施され、福島県内の各市町村や観光関係団体が、実に300を超える特別企画を繰り広げる予定です。東日本大震災から15年、そして福島県政が150周年を迎える節目の年に、福島が持つ多様な魅力を存分に発信する絶好の機会となります。

11年ぶりの単独開催 風評被害からの回復へ

福島県が関連するデスティネーションキャンペーンは、2021年4月から9月にかけて東北6県で開催された「東北DC」以来となります。福島県単独での開催は2015年以来、実に11年ぶり5回目という貴重な機会です。

東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う風評により、福島県の観光産業は甚大な被害を受けました。時間の経過とともに回復傾向が見られるものの、いまだに風評は根強く残っており、さらに震災と原発事故の記憶の風化も大きな課題として挙がっています。回復途上では新型コロナウイルス禍という新たな苦難もあったため、各自治体や観光関係者は、今回のキャンペーンを福島の現状を広く発信する絶好の機会と位置付け、その効果に大きな期待を寄せています。

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来県者1600万人を目標 知事も意気込み語る

福島県は、3カ月間のキャンペーン期間中に1600万人の来県を目標に掲げています。昨年4月から6月にかけて実施された事前企画「プレDC」では1516万人が福島県を訪れましたが、コロナ禍前の2019年同時期の1574万人には及ばなかった経緯があります。

開幕を前に、内堀雅雄知事は3月30日の定例記者会見で、キャンペーンのキャッチコピー「しあわせの風ふくしま」にちなみ、「国内外から訪れる多くの方々に『しあわせの風』を笑顔で実感していただけるよう、全力で取り組んでいく」と意気込みを語りました。

県内10駅で歓迎イベント 多彩な企画を展開

大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン」は、初日の4月1日から県内各地で様々な企画が繰り広げられます。

主な企画としては、東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)では「おもいでのふたばの学校」と題し、東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示のため廃校・閉校になった学校の制服をぬいぐるみサイズで再現した「ぬい服」を展示します。また、県旅館ホテル生活衛生同業組合は「常磐もの全力提供宣言」と銘打ち、県産水産品を県内各地の宿泊施設で提供する取り組みを行います。

福島県は4月1日に福島市のJR福島駅でキックオフミーティングを開催し、県内の観光事業者らと共にキャンペーンの成功を誓い合います。最初の週末となる4月4日には、郡山市のJR郡山駅でオープニングセレモニーが行われるほか、県内10駅で歓迎イベントが実施されます。

キャンペーン期間中のイベント情報は、特設サイトで詳細を確認することが可能です。福島県の観光復興と魅力発信に向けた、大規模な取り組みが今、始まろうとしています。

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