白山の古民家で味わうジビエ丼 ほろほろ肉質と巨大ナメコが魅力
白山の古民家でジビエ丼 ほろほろ肉質が魅力

白山の山あいで築100年の古民家がジビエ料理を提供

石川県白山市の山あいに位置する「山立会食堂」は、築100年の古民家を改装した食堂で、ジビエを使った丼ものや地元産の巨大ナメコ料理が楽しめるスポットとして人気を集めています。店内は実家のようなぬくもりを感じる雰囲気で、大きなクマの毛皮やシカの角が飾られ、猟師の家を訪れたような独特の体験ができます。

人気メニューはシカ肉のロースト丼

同店の看板メニューであるシカ肉のロースト丼(税込み1680円)は、イノシシ肉も選択可能です。この料理は、60度前後の低温で2時間以上かけて加熱することで、柔らかくほろほろとした肉質に仕上げられています。県内産米の上にのせ、ナメコやタマネギを炒めた特製ソースがからみ、豊かな味わいを生み出しています。

肉は口に入れるとすぐにほどける食感で、付け合わせの生卵をかけるとまろやかさが増します。さらに、ワサビがつんとしたアクセントを加え、ボリュームがありながらも飽きのこない味に仕上がっています。スタッフの馬嶋礁也さん(26)は、「ジビエには臭みがあるというイメージがありますが、実際にはほとんどなく、初心者にも食べやすいです」と話し、ジビエの魅力をアピールしています。

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獣害対策と地元食材を活用

食堂は2021年、ジビエ加工や地元産の「日本一でっかいなめこ」(長さ10センチ前後)、食用羊の生産を行う「山立会」によってオープンしました。全国的にシカなどによる作物の獣害が問題となる中、同店では捕獲され安全に解体処理されたジビエを使用しています。時折、クマのどて煮がメニューに登場することもあり、地元の食材を活かした料理を提供しています。

馬嶋さんは、「里山での暮らしを感じながら、ジビエ料理を味わってほしい」と語り、地域の自然と食文化を結びつける役割を果たしています。店舗は白山市木滑西1に位置し、営業は土日曜祝日の午前10時半から午後2時半まで(ラストオーダーは15分前)です。テイクアウトも可能で、冷凍のイノシシやシカ肉の販売も行っています。

体験プログラムで地域活性化

さらに、同店では自社で育てているナメコの収穫体験や、耕作放棄地の牧場に放牧されている羊とのふれあい体験も実施しており、訪れる人々に里山の魅力を伝える取り組みを進めています。これらの活動を通じて、地域の食文化と観光を結びつけ、持続可能な里山の暮らしを提案しています。

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