福島県が2026年4月24日に発表した調査によると、2025年度の県内観光客数が過去最高を更新したことが明らかになった。総観光客数は前年度比12%増の約1億2000万人に達し、これまでの最高記録を塗り替えた。特に外国人観光客の増加が顕著で、インバウンド需要が全体を牽引する形となった。
インバウンド需要の回復が全体を押し上げ
要因として、新型コロナウイルス感染症の収束に伴う国際的な旅行制限の緩和が挙げられる。福島県を訪れる外国人観光客数は前年度比45%増の約80万人と大幅に増加し、特に東アジア圏からの観光客が目立った。また、県内各地で開催されたイベントや観光キャンペーンも集客に貢献した。
地域別の動向
- 会津地域:歴史的な町並みや温泉が人気で、外国人観光客の増加が顕著。
- 中通り地域:観光農園や果物狩りが家族連れに好評。
- 浜通り地域:震災復興が進み、新たな観光スポットが開拓された。
県観光課の担当者は「観光客数の増加は地域経済の活性化につながる。今後も持続可能な観光を推進し、さらなる誘客を図りたい」とコメントしている。
今後の展望と課題
一方で、観光客の急増に伴い、交通渋滞や宿泊施設の不足といった課題も浮き彫りになった。県はこれらの問題に対処するため、観光インフラの整備や分散化を進める方針だ。また、地域住民と観光客の共存を図るためのルール作りも必要とされている。



