川口市消防局の初の女性消防長が就任、女性職員比率10%を目指す
川口市消防局初の女性消防長就任、女性職員10%目標 (01.04.2026)

川口市消防局に初の女性消防長が誕生、多様性推進へ新たな一歩

埼玉県川口市消防局の最高責任者である消防長に、2026年4月1日、鈴木亜弥子さん(59)が就任しました。これにより、鈴木さんは全国で初めて自治体の消防トップに就く女性となり、市内で記者会見を開き、今後の抱負を語りました。

消防の使命に男女の違いはない

鈴木さんは会見で、「消防の使命に男女の違いはない」と強調し、「市民が安心して暮らし続けられるよう、職員と全力で取り組む」と決意を表明しました。彼女は1987年に市消防局に初めての女性職員として採用され、現場対応の交代制勤務などを経て、2012年に管理職、2022年に次長、昨年は南消防署長と、数々の女性初のポストを歴任してきました。

これまでのキャリアの中で、最も大変だったのはコロナ禍の対応でした。消防局の救急課長として、保健所と患者の移送先の調整に奔走した経験を振り返り、「39年間、上司や先輩に助けられてきた」と感謝の言葉を述べています。

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女性職員比率10%への目標と職場環境の整備

今後の課題として、鈴木さんは女性の働きやすい職場作りを挙げています。具体的には、老朽化が進む仮眠スペースの整備などを進め、職員に占める女性の割合を現在の6.6%から、総務省消防庁が将来的な目標に掲げている10%に引き上げることを目指すとしました。

「多様な人材が活躍できる組織づくりが、結果として消防力の向上につながる」と鈴木さんは強調。幹部になるための昇任試験の受験資格を持つ女性職員に対しては、「ぜひ受けていただきたい」と述べ、積極的な挑戦を促しました。

市長からの期待と今後の展望

就任に先立ち、岡村ゆり子市長は先月下旬の会見で、「災害が激甚化、頻発化する中で、女性の目線というのも必要だ。鈴木さんには最大限の力を発揮してくれると思っている」と期待を寄せました。この発言は、多様な視点を取り入れた防災体制の強化を求める声を反映しています。

川口市消防局では、鈴木さんのリーダーシップの下、女性職員の増加と職場環境の改善が進められる見込みです。これにより、地域の安全安心を支える消防組織のさらなる発展が期待されています。

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