つくば市、初の県内人口トップに 水戸市を上回る 2025年国勢調査
つくば市、初の県内人口トップ 水戸市抜く

総務省が29日に発表した2025年国勢調査の速報値(2025年10月1日現在)によると、つくば市の人口が26万8991人に達し、水戸市の26万5773人を初めて上回り、茨城県内で最も人口が多い自治体となった。これは、つくば市が県内トップに立った初めてのケースである。

つくば市の人口増加の背景

つくば市の人口は、2020年の前回調査時から2万7335人増加し、増加率は11.3%に上る。増加数と増加率の両方で県内トップを記録し、全国の市町村の中でも増加数は4位、増加率は6位という高い順位を示した。

この急激な人口増加の背景には、つくばエクスプレス(TX)沿線でのマンション建設や宅地開発の進展がある。つくば市の担当者は「沿線にはまだ開発の余地が残されているが、勢いは鈍化していくと思う」と述べ、今後の成長ペースが緩やかになる可能性を示唆した。

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市民の不満と課題

一方で、人口増加が市中心部に偏っている現状に対し、市民からは「沿線への一極集中」「中心部ばかり発展している」といった不満の声が上がっている。市の担当者は、中心部から周辺地域への移住をいかに促進するかを今後の課題として挙げている。

県全体の人口動向

茨城県全体の人口は279万1207人で、前回調査から7万5802人減少した。減少幅が最も大きかったのは、県内で3位の人口を抱える日立市で、1万5745人の減少。水戸市も4912人減少した。県内44市町村のうち、人口が増加したのはわずか4市町にとどまった。

この結果は、都市部への人口集中が続く一方で、地方都市や農村部の人口減少が加速している現状を浮き彫りにしている。つくば市の躍進は、TX沿線開発による成功例として注目されるが、周辺地域との格差是正が今後の大きな課題となる。

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