岐阜の陸上競技場が「ヒマラヤスタジアム岐阜」に名称変更 命名権契約が正式決定
岐阜県は3月3日、岐阜メモリアルセンター陸上競技場(通称:長良川競技場)のネーミングライツ・パートナー(施設命名権者)として、スポーツ用品大手の「ヒマラヤ」(本社:岐阜市)を選定したと正式に発表しました。これにより、同施設は4月1日から「ヒマラヤスタジアム岐阜」という新たな愛称で呼ばれることになります。
契約内容と選定プロセスの詳細
県地域スポーツ課によれば、今回の命名権公募には合計3社が応募していました。その中からヒマラヤが選ばれ、契約内容は年額800万円(税抜き)で締結されました。契約期間は5年ごとに更新協議が行われる仕組みとなっています。
注目すべき点は、今回の決定に至るまでの経緯です。岐阜県では県有施設のネーミングライツ・パートナー公募をめぐり、3施設に対する応募について、県の定めた要項を満たしているにもかかわらず、外部の審査委員会が「審査しない」と処理していた問題がありました。
この不適切な対応を受けて、江崎禎英知事は昨年12月の県議会一般質問の場で謝罪を行い、改めて再審査を実施していました。今回のヒマラヤとの契約決定は、その再審査プロセスを経ての正式な結果となります。
地域スポーツ施設の新たな一歩
「ヒマラヤスタジアム岐阜」への名称変更は、単なる施設名の変更にとどまりません。地元岐阜市に本社を置く企業との連携により、地域スポーツ振興と経済活性化の両面で相乗効果が期待されています。
県関係者は「命名権収入を施設の維持管理やスポーツ環境整備に有効活用していきたい」とコメントしています。また、ヒマラヤ側も「地元のスポーツ発展に貢献できることを光栄に思う」との意向を示しています。
4月1日からの新名称使用開始に伴い、看板や案内表示の更新作業が順次行われる予定です。地域住民やスポーツ愛好家にとって親しまれてきた「長良川競技場」という名称から新たなステージへと移行する、岐阜のスポーツ施設の歴史的な転換点となりそうです。



