奈良・興福寺五重塔で約120年ぶり大修理、約12トンの相輪取り外しへ安全祈願
興福寺五重塔で約120年ぶり大修理、相輪取り外しへ安全祈願 (22.03.2026)

奈良・興福寺の五重塔で約120年ぶりの大規模修理、相輪取り外しへ安全祈願法要

世界遺産に登録されている奈良市の興福寺五重塔(国宝、高さ約50メートル)において、約120年ぶりとなる大規模修理が現在進行中です。この歴史的な工事の一環として、塔の先端に設置されている青銅製の飾り「相輪(そうりん)」(高さ約15メートル)を塔から取り外す作業が、今月末から約1か月の期間をかけて実施される予定となっています。

約12トンの相輪解体を前に、関係者170人が参列して安全祈願

相輪の解体工事に先立ち、22日には工事の安全を祈念する法要が営まれました。法要は、五重塔を覆う素屋根(工事用の囲い)内の作業フロアで執り行われ、関係者ら約170人が参列しました。相輪は青銅製で、その重量は約12トンと推定されています。この重厚な構造物を慎重に取り外す作業は、技術的にも歴史的にも極めて重要な工程となります。

法要において、森谷英俊貫首は「塔を次の時代に確実に伝えるため、無事に工事が終わるよう心から願っている」と述べ、工事の成功に対する強い期待を表明しました。この発言は、文化財を未来へ継承するという使命に対する深い思いを反映しています。

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五重塔の修理完了は2034年3月見込み、長期的な保存プロジェクト

興福寺五重塔の修理プロジェクトは、2034年3月の完了を目指して計画されています。今回の相輪取り外し工事は、その長期的な保存事業の中でも特に注目される工程の一つです。約120年ぶりの大規模修理ということで、専門家や文化財愛好家からも大きな関心が寄せられています。

工事関係者らは、伝統的な技法と現代の技術を融合させながら、国宝である五重塔の保存に尽力しています。この取り組みは、日本の貴重な文化遺産を後世に残すための重要な一歩として位置づけられています。

奈良の地に佇む興福寺五重塔は、その優美な姿と歴史的価値から、国内外の多くの観光客や研究者を惹きつけてきました。今回の修理を通じて、さらにその魅力と耐久性が高まることが期待されています。

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