映画「トラ・トラ・トラ!」の芦屋ロケセット模型を展示、福岡県芦屋町で歴史的展示会開催
「トラ・トラ・トラ!」芦屋ロケセット模型展示、福岡で開催

映画「トラ・トラ・トラ!」の芦屋ロケセット模型展示会が福岡県芦屋町で開催中

太平洋戦争の真珠湾攻撃を描いた米国映画「トラ・トラ・トラ!」(1970年公開)で、福岡県芦屋町のロケで使用された戦艦「長門」や空母「赤城」のオープンセットを再現した模型などを展示する「映画『トラ・トラ・トラ!』芦屋ロケの思い出」が、同町の町歴史民俗資料館で開催されています。この展示会は3月29日まで続き、歴史的な映画制作の舞台裏を伝える貴重な機会となっています。

1969年の大規模ロケを振り返る

芦屋町での撮影は1969年3月から約1か月間にわたり行われ、芦屋海岸には実物大の巨大な「長門」や「赤城」などのオープンセットが設置されました。同町や近隣地域から多くのエキストラが参加し、当時の様子を記録した写真も展示されています。資料館によると、セット全体の400分の1サイズのジオラマや芦屋ロケの写真など70点を所蔵しており、歴史的価値の高いコレクションを誇ります。

新たな寄贈品で展示が充実

今年1月には、県外の映画ファンが製作した「赤城」のセットの72分の1サイズの模型2点と「長門」のセットの700分の1サイズの模型1点、計3点の寄贈を受けました。これを機に、2007年以来となるロケをテーマにした展示会を企画し、総展示点数は76点に拡大しました。新たに寄贈された「赤城」のセットの模型には、艦上に米軍機のプラモデルを改造した零戦などが配置され、出撃に向けた準備を行う人々の姿も再現されており、映画のワンシーンを生き生きと思い起こさせます。

来館者参加型の取り組みも実施

ロケの様子を知る人が減少している現状を踏まえ、展示会では当時の思い出を来館者に書いてもらい、今後の調査・研究に生かす取り組みも行われています。この参加型の要素は、地域の歴史を次世代に伝える重要な役割を果たしています。展示会の開催時間は月曜休館で、入館料は18歳以上200円、小中高生100円です。町内在住の小中学生は土曜日無料で入館できます。詳細な問い合わせは同館(093・222・2555)までお願いします。

この展示会は、映画史と地域の記憶を結びつけるユニークな試みとして、多くの人々の関心を集めています。歴史的資料と精巧な模型を通じて、半世紀以上前の映画制作の熱気を感じ取ることができるでしょう。