旧日本軍戦闘機「紫電改」、鹿児島・阿久根沖から80年ぶりに引き揚げ
太平洋戦争末期の1945年4月に沈んだ旧日本海軍の戦闘機「紫電改」が、2026年4月8日、鹿児島県阿久根市沖の海中から引き揚げられました。この歴史的な作業は、地元のNPO法人によって計画され、機体の展示を検討しています。
紫電改の背景と歴史的意義
紫電改は、本土防衛の切り札として約400機が生産された高性能戦闘機です。今回引き揚げられた機体は、343航空隊・戦闘第407飛行隊の隊長を務めた林喜重大尉(戦死後に少佐に昇進)の搭乗機とされています。米軍機との激しい戦闘の末に不時着水し、それ以来80年以上にわたり、海底に沈んだままとなっていました。
引き揚げ作業の詳細
作業は阿久根市沖約200メートルの地点で実施され、クレーンを使用して両翼やエンジン部分を備えた機体が慎重に引き揚げられました。NPO法人の関係者は、機体の状態を調査し、可能であれば修復して公開展示する方針を示しています。この発見は、戦争の記憶を後世に伝える貴重な資料として注目を集めています。
紫電改の引き揚げは、地元住民や歴史愛好家から大きな関心を呼んでおり、戦後80年以上を経て、新たな光が当てられることになりました。今後、機体の詳細な分析が進められ、その歴史的価値がさらに明らかになることが期待されます。



