紀三井寺で初午福つき大投餅が開催、参拝者300人が福を求めて歓声
旧暦の「初午」にあたる3月21日、和歌山市の紀三井寺境内で、厄よけを願う伝統行事「初午福つき大投餅」が行われました。この行事には、餅や菓子などの〈福〉をつかもうと、約300人の参拝者が詰めかけ、境内は活気に満ち溢れました。
初午の由来と紀三井寺の厄よけ法要
初午は2月最初の午の日を指し、古くから五穀豊穣や無病息災を祈る日として知られています。現在も旧暦に基づき、全国各地の社寺で様々な行事が営まれています。紀三井寺では、この日に合わせて厄よけの法要が執り行われ、午後4時頃から大投餅がスタートしました。
法要では、「厄を払って福を授かりましょう。そうれ、そうれ」というかけ声とともに、大小異なる餅や菓子、さらには台所用スポンジなどの日用品が境内の舞台から投げ入れられました。参拝者たちは「こっち、こっち」と声を上げ、手持ちの袋を広げて福をキャッチしようと懸命に手を伸ばしていました。
参拝者の声と行事の魅力
同市から訪れた58歳の参拝者は、「餅を取るのは難しかったですが、パンや煎餅が取れてとても嬉しいです。餅まきは子どもの時以来で、懐かしい気持ちになりました」と感想を語りました。この行事は、地域の伝統を継承しつつ、家族連れや地元住民にとって楽しいイベントとして定着しています。
紀三井寺の初午福つき大投餅は、単なる餅まきではなく、厄よけと福を授かるための神聖な儀式として位置づけられています。参拝者たちは、投げられる品々を求めるだけでなく、一年の健康と幸せを願いながら参加していました。
このように、和歌山市の紀三井寺で行われた初午の行事は、伝統的な文化を現代に伝える貴重な機会となっています。今後も地域の絆を深め、多くの人々に福をもたらす行事として続けられることが期待されます。



