調布市民歌舞伎が30回記念公演 12歳から85歳まで26人が本格舞台に挑む
調布市民歌舞伎30回記念公演 12歳から85歳26人が挑戦

調布市民歌舞伎が30回記念公演を開催 幅広い年齢層の会員26人が本格舞台に挑戦

東京都調布市の市民団体「調布市民歌舞伎」が、来月8日に同市文化会館たづくりにおいて、30回記念公演を開催することが決定しました。この公演には、12歳から85歳までという驚くほど幅広い年齢層の会員26名が参加し、年に一度の本番に向けて熱心な稽古を積んでいます。

市民カレッジから発展した歌舞伎愛好家の集まり

調布市民歌舞伎の起源は、1996年4月に設立された市民カレッジ「歌舞伎教室」にまで遡ります。この教室は翌年から毎年1回の発表会を開催し、2001年3月に終了しましたが、受講生たちが歌舞伎の勉強をさらに続けたいという強い思いから「調布市民歌舞伎」を結成し、活動を継続してきました。

現在では市内外から集まった歌舞伎愛好家たちが、毎週木曜日または土曜日の夜にたづくりへ集結しています。彼らは歌舞伎俳優・中村梅花さんの直接指導を受け、公演に向けて真剣な稽古に取り組んでいます。

本格的な歌舞伎舞台を実現する環境

毎年3月に開催される公演は、歌舞伎座などで上演される大歌舞伎を手本としています。さらに歌舞伎座を運営する松竹の関連会社などの協力により、本格的な歌舞伎の舞台が整えられています。会員たちは本物の衣装やかつらを身に着けて演じることができ、プロに近い環境で伝統芸能を体験できる貴重な機会となっています。

30回記念公演の見どころとなる3演目

歌舞伎教室時代の5回の発表会と合わせて30回目となる今回の記念公演は、3部構成で展開されます。

  • 長唄舞踊「元禄花見踊」:元禄期の豪華絢爛な花見の雰囲気を楽しめる演目
  • 狂言「弁慶上使」:弁慶が生涯に一度だけ契りを結んだ女性の娘を殺してしまう悲劇を題材にした作品
  • 「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」:悪党だが何となく憎めない5人の盗賊の物語

今月上旬に行われた稽古には20人が参加し、梅花さんの指導のもと、せりふのリズムの付け方や舞台での立ち位置の確認などが丁寧に行われました。

代表からの熱いメッセージと公演詳細

沖山恵美子代表は「会員が懸命に演じる歌舞伎ならではの演目を味わってほしい」と来場を呼びかけています。会員たちの情熱と努力が詰まった舞台は、観客に深い感動を与えることでしょう。

公演は正午と午後4時の2回開催され、入場料は一般2000円、29歳以下1600円に設定されています。チケットの購入・問い合わせは「チケットCHOFU」(電話042-481-7222)で受け付けており、たづくりなどの窓口でも販売中です。

調布市民歌舞伎の30回記念公演は、地域に根ざした文化活動の継続的な発展を示すとともに、多世代が協力して伝統芸能を守り伝える貴重な取り組みとして注目を集めています。12歳から85歳までの会員たちが一堂に会する舞台は、歌舞伎の魅力を再発見する絶好の機会となるでしょう。