チェコ野球代表監督は神経内科医、イチローが育った日本野球を目指す
チェコ代表監督は神経内科医、日本野球を目指す

チェコ野球代表監督、神経内科医のパベル・ハジムが日本野球を目指す

2026年3月9日、チェコ野球代表が宮崎合宿中に着用していたユニホームが注目を集めている。胸にはチェコ語の国名の下に、カタカナで「チェコ」とプリントされたデザインが施されており、日本のファンへの深いリスペクトを表している。

日本へのリスペクトを込めたユニホームデザイン

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表と1次ラウンドで対戦するチェコ代表監督のパベル・ハジム(54)は、このユニホームについて「日本のみなさんへのリスペクトを表したデザインなんですよ」と笑顔で説明した。斬新なデザインは単なる日本愛以上の意味を持ち、チェコ野球が日本野球から受けた影響を象徴している。

神経内科医としての顔を持つ監督

ハジム監督はプロ野球選手としての経歴だけでなく、神経内科医としても活動している。多忙な医療現場と野球指導を両立させながら、チェコ野球の発展に尽力している。彼の背景は、チェコ代表のユニークなアプローチと戦略に反映されている。

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「敵国のスポーツ」から日本野球への転換

チェコでは、1989年まで社会主義国だった時代に、米国生まれの野球が「敵国のスポーツ」とみなされ、普及が進まなかった。ハジム監督は12歳の頃に野球に出会い、当時は同じ社会主義国のキューバからこっそり野球道具を輸入していたという。

国内にアマチュアリーグが創設されたのは冷戦終結後の1993年。ハジム監督は国内リーグの黎明期に外野手として活躍したが、チェコ代表として出場した欧州選手権では、野球が盛んなオランダやイタリア、中南米系移民が多いスペインに力でねじ伏せられる経験を繰り返した。

日本野球からの影響と成長

近年、チェコ野球は力をつけており、昨年9月の欧州選手権で3位に入るなど着実に成長している。その背景には、「日本野球」からの強い影響がある。ハジム監督は、イチローをはじめとする日本選手のプレースタイルやチームワークに感銘を受け、チェコ野球のモデルとして取り入れている。

日本野球の技術や精神性を学ぶことで、チェコ代表は国際大会でより競争力を高めている。WBCでの日本代表との対戦は、その成果を試す貴重な機会となるだろう。

今後の展望と挑戦

ハジム監督は、神経内科医としての知識を活かし、選手のメンタルヘルスやパフォーマンス向上にも注力している。チェコ野球が日本野球を目指す道のりはまだ始まったばかりだが、ユニホームのデザインに込められたリスペクトのように、両国の野球文化の交流が深まることが期待される。

WBCをはじめとする国際大会での活躍を通じて、チェコ野球が世界にその存在感を示す日が来るかもしれない。ハジム監督のリーダーシップと日本野球への憧れが、チェコの野球界を新たな高みへと導いている。

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