侍ベンチにダルビッシュ有の背番号11ユニホーム 選手たちが触れて「パワー」を得る
2026年3月9日 – ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表「侍ジャパン」は、東京ドームで行われている1次ラウンドにおいて、ベンチに背番号11のユニホームを掲げて試合に臨んでいる。これは、昨年10月に右ひじの手術を受け、今季を全休することが決まっているパドレスのダルビッシュ有投手(39)のユニホームだ。
宮崎合宿での献身的な貢献がチームを支える
ダルビッシュ投手は、2月に実施された侍ジャパンの宮崎合宿にアドバイザーとして全日程参加し、投球の時間制限「ピッチクロック」など、今大会で適用される新ルールについて選手たちに助言を提供した。井端弘和監督の要請に応じた形で、投手陣に自信を植え付けるような言動も目立っていたという。
この合宿を通じて、ダルビッシュ投手の存在がチーム作りに不可欠だったことが明らかになった。高橋宏斗投手(中日)は、ダルビッシュからユニホームを預かった人物として、次のように語っている。
「ダルビッシュさんがいなかったら、このチームは作り上げられていない。みんなが思っていた」
ユニホームが象徴する結束と激励
高橋投手は、ベンチに背番号11のユニホームを飾り、ダルビッシュ投手と共に戦うことを決意したと説明。さらに、「みんな、(ダルビッシュのユニホームを)触っていたと思います。パワーをくれるんじゃないか」と述べ、選手たちがユニホームに触れることで精神的な力を得ている様子を明かした。
井端監督も宮崎合宿の最終日に、「まずは(1次ラウンドを)勝って、アメリカに行って、(ダルビッシュに)見にきてもらえればいい」と語り、準々決勝以降での再会を期待するコメントを残している。
ダルビッシュ自身も再会を期待
ダルビッシュ投手自身も、自身のSNSで「またマイアミで」と投稿し、準々決勝が行われるマイアミでの日本代表との再会を示唆している。これにより、チームとダルビッシュ投手の絆が、物理的に離れていても強く保たれていることが強調されている。
この一連の動きは、怪我でプレーできない選手が、ユニホームという象徴を通じてチームに貢献し、選手たちの士気を高める稀有な事例として注目を集めている。侍ジャパンは、ダルビッシュ投手の「パワー」を背に、WBCでの勝利を目指して戦い続けている。



