侍ジャパン、チェコに9-0で快勝し4連勝で1次ラウンドを全勝通過
野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の1次ラウンド「WBC東京プール」の最終戦が2026年3月10日、東京ドームで行われました。C組1位で既に準々決勝進出を決めている日本代表「侍ジャパン」は、チェコ代表を9-0で下し、見事に4連勝で1次ラウンドを締めくくりました。この勝利により、侍ジャパンは米国での準々決勝へ向けて大きな弾みを得ることとなりました。
終盤の大量得点で快勝、村上宗隆の満塁本塁打が決め手に
試合は終盤の8回に大量得点が飛び出し、侍ジャパンが快勝を収めました。8回に途中出場の若月選手の二塁打と失策が絡んで先制点を奪うと、続く周東選手の3点本塁打、そして村上宗隆選手の満塁本塁打で一気に突き放しました。特に村上選手の一打は、2ボール1ストライクから140キロの高めの直球を捉え、打球は中堅右へ大きな弧を描いてスタンドイン。村上選手は確信歩きで一塁へ向かう、彼らしい一発となりました。
先発投手の高橋宏選手は5回途中まで無失点の好投を見せ、その後を継いだ宮城選手、金丸選手、北山選手も零封リレーで締め、チェコ打線を完封しました。これにより、侍ジャパンは1次ラウンドを無失点で終える強さをアピールしました。
収穫と課題が明らかになった最終戦
この試合は、侍ジャパンにとって準々決勝前の最後の調整機会となりました。既に準々決勝進出を決めていたため、大谷選手や鈴木選手を休ませるなど、スタメンを6人入れ替えて臨みました。指揮官は「打席の少ない選手に結果を出してほしい」と期待を寄せていましたが、7回の好機で牧原大選手や森下選手が凡退するなど、終盤まで無得点が続き、今大会未勝利のチェコに苦戦する場面も見られました。
一方で、村上選手の満塁本塁打は大きな収穫となりました。村上選手は今季メジャー1年目で、米国での調整を経て大会直前の3月にチームに合流。今大会はこれまでの3試合で2安打1打点と長打に恵まれていませんでしたが、この一打で本来の打撃感覚を取り戻すきっかけとなりそうです。試合後、村上選手は「しっかりとした体の状態で、コンディションもいい。期待しといてください」と語っており、今後の活躍が期待されます。
4連勝で準々決勝へ向けて弾みをつける
侍ジャパンは1次ラウンドを4連勝で全勝通過し、強固なチーム力を示しました。これまでの3戦が出来過ぎだったとも言える中、この試合では課題も浮き彫りになりましたが、勝って反省できる点は大きいと言えます。準々決勝では強国との対戦が予想されるため、この経験を活かしてさらなる高みを目指すことになります。
WBC 2026の日程は続き、侍ジャパンは米国での準々決勝へ向けて準備を進めます。ファンからの熱い応援が、選手たちの背中を押すことでしょう。



