男子テニスの元世界ランキング4位、錦織圭(ユニクロ)が引退を表明したことに対し、1日に日本テニス界のレジェンドたちから敬意の声が相次いで寄せられた。錦織は日本人選手として史上最高の成績を収め、その実績を称えるコメントがSNS上で広がっている。
大坂なおみのメッセージ
女子シングルスで元世界ランキング1位に輝いた大坂なおみ(フリー)は、自身の交流サイト(SNS)に錦織とのツーショット写真を投稿した。英文で「日本のレジェンド。若い頃はいつも彼の試合を見て、彼のようにうまくなりたいと願っていた。またいつかダブルスをプレーしたい」と綴り、錦織へのリスペクトを示した。大坂は錦織を目標にテニスに打ち込んできた一人であり、その功績をたたえる内容となっている。
松岡修造の称賛と理解
ジュニア時代から錦織を知る元選手で解説者の松岡修造さんもSNSでコメントを発表。「世界のテニスに変革をもたらした。日本の宝」と称賛した。さらに、近年は故障に悩まされていた錦織の状況を踏まえ、「現実とモチベーションの間で、苦しい決断をしたのだと思う」と心中を察する言葉を送った。松岡さんは錦織の成長を長年見守ってきただけに、その引退に複雑な思いをにじませた。
ATPも功績を称賛
男子テニスツアーを統括するATP(男子プロテニス協会)も公式サイトで錦織の功績を取り上げ、「日本テニス界で極めて重要な存在だった」と評価した。特に注目すべきは、錦織の最終セットにおける勝率が72.4%という驚異的な数字であることだ。この記録を上回る選手は、テニス史に名を残すビョルン・ボルグ(スウェーデン)やジョン・マッケンロー(米国)のみであり、錦織の勝負強さがデータによって裏付けられた形だ。
錦織圭の引退は日本テニス界にとって一つの時代の終わりを意味するが、その功績は後進の選手たちに大きな影響を与え続けるだろう。



