ミラノ・コルティナ五輪 女子ジャンプラージヒルで歴史的瞬間へ
2026年ミラノ・コルティナオリンピックは、日本時間2月16日未明にスキージャンプ女子個人ラージヒル(LH)の決勝を迎えます。日本チームはこれまでの種目で全種目メダル獲得を達成しており、新種目となる女子LHでも表彰台を目指す注目の一戦となります。
丸山希、初代女王への挑戦
日本のメダル候補の最右翼が、丸山希(27歳、北野建設)です。初出場ながら、ノーマルヒル(NH)で銅メダルを獲得し、混合団体でも銅メダルに貢献しました。前回の北京大会を欠場する大ケガから復活し、今季のワールドカップで6勝を挙げるなど絶好調です。
丸山はNHでの表彰式で涙を浮かべ、「続けてきて良かった」と感慨深げに語りました。混合団体ではチームの1番手を務め、「チームのみんなに助けられて銅メダルを獲得できた」と喜びを表現。LHに向けては「もう1個いい色を持って帰れるように集中したい」と意気込みを新たにしています。
強力なライバルたち
ライバルとしては、スロベニアとノルウェーの選手が挙げられます。ニカ・プレブツ(20歳、スロベニア)は、昨年の世界選手権でNHとLHの個人2冠を達成し、今季もワールドカップで13勝を挙げて総合首位です。今大会ではNHで銀メダル、混合団体で金メダルを獲得しています。
アンナオディネ・ストロム(27歳、ノルウェー)はNHで金メダルを獲得し、混合団体では銀メダルに貢献しました。また、男子LHではニカの兄であるドメン・プレブツ(26歳、スロベニア)が二階堂蓮を逆転して金メダルを獲得しており、兄妹での活躍が注目されます。
高梨沙羅らの躍進に期待
日本勢では、高梨沙羅(29歳、クラレ)もLHでの活躍が期待されています。NHでは13位に終わりましたが、混合団体ではチーム3番手として96メートル50や97メートルを飛び、銅メダル獲得に大きく貢献しました。
高梨は北京大会での失格の苦い思い出を拭い去るジャンプを見せ、「この4年間、たくさんの人に支えられてここまで来られた。人生で一番うれしいメダルです」と語りました。2018年平昌大会で日本女子ジャンプ陣に初メダルをもたらした実績を持つ高梨のLHでの奮闘にも注目が集まります。
その他、勢藤優花(28歳、オカモトグループ)と伊藤有希(31歳、土屋ホーム)もNHでは14位と17位でしたが、LHでの上位進出を目指しています。日本チームは全種目メダル獲得の勢いを維持できるか、歴史的な瞬間が待ち受けています。