ミラノ・コルティナ五輪で17歳の新星が大逆転劇を演じる
2026年2月12日、ミラノ・コルティナオリンピックでは、各地で熱戦が繰り広げられました。その中でも、スノーボード女子ハーフパイプ決勝は、観客を魅了するドラマチックな展開となりました。
日本勢の健闘と韓国の若きスターの躍進
この日の決勝では、日本勢が健闘を見せました。小野光希選手(バートン)が85.00点で銅メダルを獲得し、前回北京大会で銅メダルを獲得した冨田せな選手(宇佐美SC)に続いて、日本勢としては2大会連続のメダル獲得となりました。また、清水さら選手(TOKIOインカラミ)が4位、工藤璃星選手(同)が5位、冨田選手が9位と、複数の選手が上位に食い込む活躍を披露しました。
一方、優勝を争ったのは、韓国のチェ・ガオン選手とアメリカのクロエ・キム選手でした。クロエ・キム選手は88.00点で2位となり、3連覇を狙いましたが、その夢は叶いませんでした。
チェ・ガオン選手の劇的な逆転勝利
金メダルに輝いたのは、わずか17歳のチェ・ガオン選手です。彼女は1回目の演技でエアに失敗し、雪面に激しくたたきつけられるアクシデントに見舞われました。その影響で、しばらく体を動かすことができない状態となり、観客や関係者からはけがの心配が広がりました。
しかし、チェ・ガオン選手はその逆境を乗り越え、迎えた3回目の演技で、高難度の回転技を連続して成功させました。その結果、この日唯一となる90.25点をマークし、下位からの大逆転優勝を果たしたのです。
今季のワールドカップ種目別総合ランキングでトップを走る実力者であるチェ・ガオン選手は、勝利の瞬間、涙を流しながら喜びを表現しました。彼女は「夢の中でしか起きないような物語が現実になった。本当にうれしい」と語り、この劇的な展開を振り返りました。
冬季オリンピックのハイライトとして記憶に残る一戦
この試合は、ミラノ・コルティナオリンピックのハイライトの一つとして、多くのファンに印象深く刻まれることでしょう。チェ・ガオン選手の不屈の精神と卓越した技術は、スポーツの醍醐味を存分に伝えるものとなりました。
日本勢も含め、選手たちの熱い戦いは、冬季オリンピックの魅力を再確認させるものとなり、今後の競技への期待を高めています。