長嶋茂雄さん一周忌追悼試合、母校佐倉高と熊谷高が73年ぶり対戦
長嶋茂雄一周忌追悼試合、佐倉高と熊谷高が73年ぶり対戦

昨年6月に89歳で亡くなった長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督の一周忌に合わせ、千葉県佐倉市の長嶋茂雄記念岩名球場で6日、追悼親善試合が開催された。長嶋さんの母校である佐倉高校(旧佐倉一高)と、長嶋さんが高校時代に唯一のホームランを放った相手校の熊谷高校(埼玉県)が73年ぶりに対戦し、両校の現役部員たちが熱いプレーを繰り広げた。

伝説の一戦、73年ぶりに再現

両校が最後に対戦したのは、長嶋さんが高校3年生だった1953年8月の南関東大会1回戦。その試合は熊谷が勝利したが、佐倉の4番打者だった長嶋さんはバックスクリーンへ豪快な本塁打を放った。この一打が後の「伝説のホームラン」と呼ばれ、長嶋さんをスター街道へと押し上げるきっかけとなった。以来、両校の対戦記録はなく、今回の追悼試合は佐倉の奥村武広監督が熊谷に打診して実現した。

式典では33秒間の黙とう

試合前の式典では、両校の現役部員ら約90人が長嶋さんの背番号「3」にちなみ、33秒間の黙とうを捧げた。佐倉野球部OB・OG会の加賀谷均会長は「長嶋さんが大好きな全力プレーで試合をしてほしい」と挨拶し、選手たちを激励した。

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試合は熊谷が中盤に得点を重ね、6対1で勝利。佐倉は73年ぶりの雪辱とはならなかったが、両校の選手たちは長嶋さんのように溌溂としたプレーを披露し、観客を魅了した。

選手たちのコメント

試合後、佐倉の筒井伶介主将は「甲子園を目指して練習に励む姿を天国から見守ってもらえたら」と語り、熊谷の里見駿主将は「素晴らしい球場で試合ができ、感謝の気持ちでいっぱいです」と述べた。

この追悼試合は、長嶋茂雄さんの偉大な功績を改めて称えるとともに、高校野球の歴史を紡ぐ貴重な機会となった。

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