ミラノ五輪フィギュアペアSP、三浦璃来・木原龍一組が5位発進 リフトで痛恨ミスも前向き姿勢
ミラノ・コルティナオリンピックは2月15日(日本時間16日)、フィギュアスケートペアのショートプログラム(SP)が行われました。世界王者で日本初の金メダルを目指す三浦璃来選手と木原龍一選手(木下グループ)は、73.11点を獲得し、首位と6.90点差の5位でスタートを切りました。一方、五輪初出場の長岡柚奈選手と森口澄士選手(木下アカデミー)は59.62点で19位となり、上位16位までのフリー進出を逃す結果となりました。
リフトで痛恨のミス、動揺が後半に響く
演技を終えた木原選手はうつむき、苦悶の表情のまましばらく動けなかったといいます。世界王者として臨んだ大舞台で痛恨のミスが出て、5位発進となった悔しさがにじみ出ました。木原選手は自らに言い聞かせるように「切り替える、切り替える」と繰り返し、気持ちを立て直そうとする姿が見られました。
異変が起きたのは、序盤に2人そろってのジャンプを成功させた後のリフト場面でした。木原選手が三浦選手の体を頭上に上げ、右手一本で支えて回転する技の後、続けて左手を取り合って回るはずが、2人のタイミングが微妙にずれて手を握れなかったのです。三浦選手の体が落ち、木原選手は肩付近でかついで耐えるという緊急事態に陥りました。
三浦選手は「自分たちでも何があったかわかっていなかった」と振り返り、このミスによる動揺を隠せませんでした。その後は、持ち味であるダイナミックな演技に欠け、本来の力を発揮できなかったと分析されています。
首位と約7点差、フリーでの逆転に期待
この種目で日本勢初のメダルをかけた戦いは、トップとの点差が約7点となりました。しかし、団体戦で見せた会心のフリープログラムを再現できれば、逆転の可能性は十分に残されています。木原選手は「今は前を向くしかない。まだ試合は終わっていない」と語り、フリーへの意欲を燃やしています。
大舞台で真価が問われるフリープログラムは、2月17日(日本時間18日)に実施される予定です。三浦・木原組がミスを乗り越え、日本フィギュアスケート界に歴史的なメダルをもたらすことができるか、注目が集まっています。
一方、長岡・森口組は初の五輪出場で緊張もあったとみられ、SPで思うような演技ができませんでした。しかし、若手ペアとしての経験を積み、次回へのステップとすることが期待されます。