山田琉聖選手が銅メダル獲得、北海道勢初の快挙 ミラノ・コルティナ五輪スノボ男子ハーフパイプ
山田琉聖選手が銅メダル、北海道勢初の快挙 スノボ男子HP (14.02.2026)

山田琉聖選手が銅メダルを獲得、北海道勢としてスノーボードハーフパイプで初の快挙

ミラノ・コルティナ冬季五輪は14日(日本時間)、スノーボード男子ハーフパイプ(HP)が行われ、札幌市出身の山田琉聖選手(19)が見事に銅メダルに輝いた。この結果は、道勢が五輪のハーフパイプ種目でメダルを手にする初めての事例であり、同種目が五輪に採用された1998年長野大会以降、男女を含めても記念すべき瞬間となった。

独自のスタイルでジャッジの心をつかむ

回転系の技が主流となる中、山田選手は独自のアプローチを貫いた。技の難易度に縛られることなく、前方縦回転と横回転を組み合わせた「マックツイスト」などを駆使し、全体の構成力を高めて評価を勝ち取った。山田選手が小学生の頃から通うスノーボードチーム「クルーズ」(札幌市)の尾形修代表(70)は、「自ら考えて、自分らしいルーチンをやりきり、ジャッジの心をつかんだ。ハーフパイプ本来の楽しさを伝えてくれた」と喜びを語った。

北海道の環境が育んだ才能

山田選手は小学3年から、クルーズのコーチで五輪出場経験がある村上大輔さん(42)のレッスンを受けてきた。両親が勧めたスイミングやダンス、合気道は長続きしなかったが、スノーボードには没頭していった。尾形代表は、「習い事感覚の本州ではコーチとの師弟関係になりがちだが、北海道ではコーチと一緒に滑り、同じ目線で助言してもらえるのが良いところ」と指摘する。のびのびと成長できる環境と、札幌市中央区の「さっぽろばんけいスキー場」に設けられたハーフパイプでの練習が、彼のめきめきとした上達を支えた。

人間性も光る山田選手の成長

現在は新潟県の専門学校に所属する山田選手だが、今もチームの一員として活動し、五輪前にも顔を出していたという。決勝直後にはチームから祝福のメッセージが送られ、「親子で頑張ってきたかいがあったね。リュウセイのせいでみんな寝不足だよ」との言葉に、山田選手はすぐに「ありがとうございます」と返答した。全日本スキー連盟スノーボード強化委員長も務める尾形代表は、「琉聖は人間性も素晴らしい。今回のメダルは五輪を目指す子供たちの励みになる」と称賛した。

同日のカーリング女子1次リーグでは、日本代表のフォルティウスがスイスと対戦し、今大会初勝利を挙げるなど、冬季五輪では日本選手の活躍が続いている。