大阪市で捕獲されたシカ、能勢温泉へ移送 飼育実績ある施設で保護
大阪市は3月27日、市内などで目撃が相次ぎ、捕獲されたシカの受け入れ先が大阪府能勢町の温泉施設「能勢温泉」に決まったと発表しました。同日、シカは同施設へ移送され、新たな飼育環境での保護が始まりました。
能勢温泉での受け入れ決定と移送の様子
シカはケージに入れられ、同日午後1時半過ぎに市内の一時保護施設を車で出発しました。市職員が手を振って見送る中、無事に移送が行われました。能勢温泉によると、数年前に施設敷地にとどまった野生のシカを、府に届け出て数カ月間飼育した実績があり、今回の受け入れに至ったとのことです。
急きょ用意された飼育環境
能勢温泉では、数日前に市から「受け入れてもらえないか」との打診を受け、併設するキャンプ場の一角に高さ約2メートルの柵で囲った飼育場所を急きょ用意しました。この措置により、シカが安全に過ごせる環境が整えられました。
シカの目撃と捕獲の経緯
シカを巡っては、3月24日に大阪市都島区で住民らに目撃され、話題となりました。その後、自ら同市城東区の警察施設に入り込み、翌25日に捕獲されるという経緯がありました。市は迅速な対応を進め、今回の受け入れ先決定に至りました。
能勢温泉の関係者は、「過去の飼育経験を活かし、シカの健康管理に努めたい」と話しています。市側も、野生動物との共生に向けた取り組みを継続していく方針を示しています。



