北海道厚岸町で角にロープ絡まるエゾシカの目撃相次ぐ
北海道厚岸町の中心部において、角にロープが絡まった雄のエゾシカの目撃が相次いでいる。少なくとも2頭が確認されており、3月22日には町の中心部を歩く様子が住民によって目撃された。町当局は、「ロープを外そうと近づくと、エゾシカが暴れる恐れがあるため、静かに見守ってほしい」と注意を呼びかけている。
エゾシカの生息数高止まり、絡まる事故が多発
北海道によると、2024年度のエゾシカの推定生息数は73万頭に達し、高止まり状態が続いている。このような状況下で、家庭菜園のネットや漁網などに絡まる鹿の事例が多く報告されている。角は春頃に自然と抜け落ちる性質があるが、動けなくなった場合には自治体が救出に出向く体制を整えている。
今回の事例では、ロープが角に絡まった状態で町内を徘徊するエゾシカが複数確認されており、住民の安全と野生動物の保護の両面から対応が求められている。町は、目撃した際には以下の点を守るよう呼びかけている:
- エゾシカに近づかないこと
- 大声を出したり、追いかけたりしないこと
- 状況を静かに観察し、必要に応じて町や関係機関に連絡すること
この問題は、野生動物と人間の生活圏が接近する中での新たな課題として注目されている。厚岸町では、今後もエゾシカの動向を監視し、適切な対策を講じていく方針を示している。



