神奈川で被災地への思いを届ける取り組み、武蔵溝ノ口駅で開催
東日本大震災や原発事故の記憶を風化させないよう、川崎市内で活動する福祉団体などが6日、「忘れない3.11 届けよう私たちの思い」と題したイベントをJR武蔵溝ノ口駅構内で実施しました。この取り組みは、被災地と首都圏のつながりを深め、継続的な支援を呼びかけることを目的としています。
岩手県山田町の特産品や福祉作業所の菓子を販売
会場では、岩手県山田町産の特産品が並び、多くの来場者が購入していました。また、川崎市内の福祉作業所の利用者が心を込めて作った菓子も販売され、その売り上げは被災地支援に充てられます。募金箱も設置され、集まった善意の資金は被災地の福祉作業所に直接届けられる予定です。
イベントを主催したNPO法人「ピアたちばな」の田中一昭さん(81)は、「一口に『忘れない』と言っても、被災地と首都圏では状況が異なるのは事実です。その上で、一人一人が震災の日の記憶を心に留め、原発事故がもたらした今日まで続いている影響について考えることが大切ではないでしょうか」と語り、継続的な関心の重要性を強調しました。
能登半島地震の写真展示でエネルギー政策に疑問
会場には、被災地を訪れて写真を撮り続けている高橋喜宣さん(71)=川崎市多摩区=が撮影した、2024年の能登半島地震被災地の写真も展示されました。これらの写真は、自然災害の現実を伝えるとともに、国のエネルギー政策に対する疑問を投げかける内容となっています。
精神障害者の支援に取り組むNPO法人「ピアたちばな」が他団体に参加を呼びかけ、このイベントを共催。多くの市民が足を止め、展示を見学したり、特産品を購入したりする姿が見られました。
この取り組みは、被災地への直接的な支援に加え、震災の記憶を共有し、未来への教訓とする機会を提供しています。参加者からは、「こうした活動を通じて、被災地のことを忘れずにいられる」といった声が聞かれ、地域を超えた連帯の輪が広がっています。
