宮城・岩沼の小学生がレトルトカレーを共同開発 防災食として「おいしく防災考えて」
小学生がレトルトカレー共同開発 防災食として試食会

小学生と企業がタッグ 防災を意識したレトルトカレーを共同開発

宮城県岩沼市立玉浦小学校の児童と、同市に本社を置く食品メーカー「にしき食品」が、レトルトカレーを共同開発しました。この取り組みは、東日本大震災で校舎や工場に浸水被害が出た経験を踏まえ、非常食としても使える食品の開発を通じて、食育と防災教育を結びつけることを目的としています。

約1年かけて完成した2種類のカレー

にしき食品の社員が玉浦小学校の6年生の授業に参加し、児童たちと一緒に味わいや具材のイメージ、パッケージデザインを考えました。開発期間は約1年に及び、給食の人気メニューの味を再現した「りんごやきにくカレー」と、牛や羊など4種類の肉を使用したインド風の「にくカレー」の2種類が完成しました。

試食会が2月13日に同校で開催され、児童たちは「最高のカレーだ」「災害時でも食べたら元気が出そう」などと笑顔で感想を述べました。商品はにしき食品のオンラインショップなどで購入可能で、価格は1袋590円に設定されています。

防災と食育を融合した教育的意義

この共同開発プロジェクトは、単なる商品開発にとどまらず、児童たちが防災意識を高めながら食の重要性を学ぶ機会を提供しています。レトルト食品は長期保存が可能なため、災害時の備蓄食としても適しており、実用的な側面から防災教育に貢献しています。

岩沼市では、東日本大震災の教訓を活かし、地域の企業と学校が連携して防災対策を強化する動きが広がっています。今回の取り組みは、その一環として位置づけられ、児童たちの創造性と防災への関心を育む良い事例となっています。