岐阜県御嵩町の福祉施設で大規模火災、2階居住の70代男性と連絡取れず
2026年3月23日午後5時5分ごろ、岐阜県御嵩町上恵土の福祉施設「デイサービス かんランしゃ」が入居する建物から出火した。消防隊が約3時間半後に消火活動を完了し、鉄骨造2階建ての建物延べ約600平方メートルを焼損させた。現在、建物の2階に居住していた70代の男性と連絡が取れておらず、可児警察署と消防が緊急の捜索活動を展開している。
現場からの通報と火災の状況
警察署と消防当局によると、火災発生時、1階の福祉施設関係者から「火災報知機が鳴ったため外に出たところ、建物の2階部分から黒煙と炎が上がっているのを確認した」との緊急通報があった。現場は御嵩町立伏見小学校から北方向に約750メートルの位置にあり、木曽川の左岸沿いに事業所や住宅が密集する地域である。
火災は急速に広がり、消防隊員が到着した時点では既に建物全体から激しい炎と煙が噴出していた。消火活動には複数の消防車両と隊員が投入され、周辺住民への避難誘導も迅速に行われた。幸い、1階の福祉施設利用者や職員は全員無事に避難を完了したが、2階の男性の安否が懸念されている。
捜索活動と地域への影響
可児警察署は、焼け跡の捜索を重点的に進めており、男性の早期発見を目指している。現場周辺では交通規制が実施され、近隣住民には安全確保のための注意喚起が続けられている。火災原因については、現在、専門家による詳細な調査が開始された段階であり、電気系統やガス漏れなどの可能性が検討されている。
この火災は、地域社会に大きな衝撃を与えており、御嵩町役場は被災者支援のための窓口を設置した。福祉施設「デイサービス かんランしゃ」は、当面の間、営業を休止し、利用者への代替サービス提供を検討中である。
今後の対応警察と消防は、男性の捜索を最優先とし、同時に火災原因の究明を急いでいる。地域住民に対しては、火災予防の再点検と早期通報の重要性が改めて呼びかけられた。この事件は、高齢者施設を含む建物の防火対策の重要性を浮き彫りにしている。



