熊本市が車中泊避難ガイドライン公表 2カ所で300台受け入れ可能な避難場所を開設へ
熊本市が車中泊避難ガイドライン公表 2カ所で300台受け入れ (02.04.2026)

熊本市が車中泊避難の新たなガイドラインを公表 2カ所で計300台受け入れ可能な避難場所を開設へ

熊本市は4月2日、災害発生時に車中泊を余儀なくされる被災者を支援するためのガイドラインを公表しました。このガイドラインでは、車中泊避難はエコノミークラス症候群など災害関連死のリスクがあるため「望ましいものではない」と明確に指摘しています。しかし、やむを得ず車中泊を選択する被災者のために、市は具体的な支援策を打ち出しました。

スマートフォン活用の支援システムで被災者情報を把握

市は、2カ所に計300台の車を受け入れ可能な避難場所を、災害発生後7日間をめどに開設する計画です。これらの避難場所では、スマートフォンで利用できる支援システムを導入し、一人一人の被災者の情報をリアルタイムで把握します。これにより、適切な物資配布や医療サポートにつなげることを目指しています。

この取り組みは、平成28年4月に発生した熊本地震の教訓に基づいています。同地震では、多くの被災者が車中泊を余儀なくされ、市が同年7月に実施したアンケートでは、市民の約4割が車中泊を経験したと回答しました。当時は、どこで何人が車中泊しているか把握できず、支援が困難だったことが大きな課題となっていました。

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車中泊マニュアルも策定 予防策やルールを周知

市は、ガイドラインと併せて車中泊のマニュアルも策定しました。マニュアルでは、カーテンやポータブル電源などの事前準備を呼びかけるとともに、市が指定する車中泊避難場所でのルールとマナーを明記しています。さらに、エコノミークラス症候群を予防するための車内でできる簡単な運動方法などもまとめ、被災者の健康管理をサポートします。

大西一史市長は記者会見で、「テクノロジーと人間の力を組み合わせることで、より安全で避難しやすい環境を整えることが重要だ」と強調しました。このガイドラインは、災害時の迅速な対応と被災者支援の質向上を図るための重要な一歩として位置付けられています。

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