つくばみらい市が市民100人の顔をカードに 地域交流の輪を広げるユニークな取り組み
つくばみらい市が市民100人の顔をカードに 地域交流の輪を広げる (31.03.2026)

つくばみらい市が市民の顔をカードに 地域の絆を深めるユニークなプロジェクト

茨城県つくばみらい市が、市民100人の顔を絵柄にした独自の「つくばみらいカード」を制作し、地域交流の輪を広げる取り組みを進めている。つくばエクスプレス(TX)沿線で移住者が増え続ける中、地域の一体感や愛着を育むことを目的としたこのプロジェクトは、カードの種類が増えるにつれて地元ならではの交流を生み出している。

市制20年を記念した第1弾「伝説を知りし勇者たち」

2026年3月27日の市制施行20年に合わせて制作された第1弾「伝説を知りし勇者たち」は、長年にわたり市を支えてきた60歳以上の市民100人がモデルとなった。市の担当者は当初、協力してくれる人を確保できるか不安を抱えていたが、ボランティア団体やシルバー人材センター、民生委員、元市職員らに広く声をかけ、100人を集めることに成功した。

モデルになった佐藤智子さん(67)は、友人に誘われて参加し、ウインクした表情の写真がカードに採用された。「私のカードを、知らない誰かが持っていると思うと不思議な感じです。街で見かけたら、ぜひ声をかけてほしい。きっと、お互い笑顔になるでしょうね」と語る。

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個性豊かなプロフィールと遊び心あふれるデザイン

カード制作では、「私らしいつくばみらい」をテーマに、顔はめパネルを一人ずつ作成。穴が空いた部分から顔を出した姿の写真を印刷し、趣味や特技、好きな食べ物などのプロフィールを添えた。中には「宝くじで5万円当たったことがある」「酔っぱらうと踊り出す」など、笑いを誘う紹介文も見られる。

さらに、くじ引きで選ばれた10人は、表面が輝いて見えるレアな「キラカード」として登場。遊び心を加えるため、じゃんけんの「グー」「チョキ」「パー」のマークのいずれかを印刷し、背景色は「米」を表す白や「田」を表す緑など5種類を用意。色の違いを取り入れたコメどころならではのゲームも楽しめるように工夫されている。

県内の宿泊施設女将をモデルにした「女将カード」に着想

このプロジェクトは、茨城県が観光を盛り上げようと2023年に発行した、県内宿泊施設の女将たちをモデルにした「女将カード」などに着想を得て決定された。つくばみらい市は長年、市民を巻き込んだプロモーション活動を続けており、カード制作もその一環として位置づけられている。

児童らに4万枚を配布 第2弾も計画中

第1弾は約4万枚を作成し、市内の全小学生に配布された。収集や交換を楽しめるよう、100枚1セットではなく7枚ずつランダムで配布。大人も含めて収集したい人向けに、市主催のイベントでも随時配布する予定だ。

市は第2弾から別の年齢層をモデルにする計画を立てており、カードを使った交流の場を設けて普及を図り、世代を超えたつながりを生み出していく方針を示している。この取り組みは、地域コミュニティの活性化と市民同士の絆強化に貢献することが期待されている。

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