徳島県の就職内定状況、高校生は微減も大学生が過去最高を記録
徳島労働局は、2026年春に卒業を控える徳島県内の高校生と大学生の就職内定率(1月末時点)を発表しました。高校生の内定率は前年同期を0.7ポイント下回る92.9%となりましたが、大学生は0.4ポイント上回る80.4%と過去最高を記録しました。同局は、いずれも高水準を維持しており、「企業の採用意欲が高い状況が続いており、内定状況は全体的に好調」と評価しています。
高校生の就職内定率、少子化の影響で微減
高校生の就職希望者は、少子化や進学率の高まりを背景に前年より3.8%減少し、958人となりました。内定者数も4.5%減の890人でした。県内就職を希望する高校生に対する求人倍率は、前年同期を0.04ポイント下回る3.36倍で、内定率は91.7%(前年同期92.4%)となりました。これらの数字は、高校生の就職市場が依然として活発であるものの、人口減少の影響が徐々に表れ始めていることを示唆しています。
大学生の就職内定率が過去最高に
一方、大学生の就職状況は非常に良好です。就職希望者は前年同期に比べて2.8%増加し、1991人となりました。内定者数も3.4%増の1600人に達しています。特に注目すべきは、県内企業への就職を希望する大学生の内定率です。806人が県内企業を希望し、そのうち648人が内定を得ており、内定率は80.4%(前年同期77.7%)と過去最高を更新しました。この数値は、学校に届け出ない学生がいるため参考値とされていますが、徳島県の労働市場が大学生にとって魅力的であることを強く示しています。
労働局、きめ細かな支援を強化へ
亀井崇徳島労働局長は、今後の取り組みについて「学校とさらに連携し、求人情報の提供や職業相談など、きめ細かな個別支援に取り組みたい」と述べています。この方針は、高校生と大学生の双方に対して、より効果的な就職支援を提供することを目指すものです。労働局は、地域経済の活性化にも貢献するため、県内企業とのマッチングを促進する施策を強化していく考えです。
全体として、徳島県の就職市場は、高校生では若干の調整が見られるものの、大学生では記録的な高水準を維持しています。企業の積極的な採用姿勢が背景にあり、地域の雇用環境は全体的に堅調であると言えます。今後の動向に注目が集まります。



