山口県の有効求人倍率が1.27倍に上昇、9か月ぶりの改善も雇用情勢には課題
山口労働局は、2025年12月の山口県内の有効求人倍率(季節調整値)が1.27倍となり、前月を0.01ポイント上回ったと発表しました。これは9か月ぶりの上昇を示していますが、雇用情勢については依然として慎重な見方を維持しています。
求人と求職者の動向
有効求人数は前月比0.8%減の25,093人、有効求職者数は前月比1.3%減の19,803人で、2か月連続で減少しました。労働局は、求人が求職を上回っているものの、「求人の一部に弱さが見られる」との基調判断を2か月連続で維持し、雇用市場の不安定さを指摘しています。
産業別の動きと懸念事項
産業別では、前年同月と比較して以下のような傾向が見られました:
- 増加した業種:医療・福祉、金融業・保険業など
- 減少した業種:建設業、製造業、宿泊業など10業種
労働局は、物価上昇などが雇用に与える影響に注意が必要と強調し、経済環境の変化が労働市場に及ぼすリスクを警告しています。
年間平均の推移
一方、2025年1年間の平均有効求人倍率は、前年より0.08ポイント低下した1.38倍(原数値)でした。このデータから、長期的には雇用情勢が緩やかに悪化している可能性が示唆されています。
山口県の労働市場は、短期的な改善の兆しが見られるものの、構造的な弱さと外部要因による影響が懸念されており、今後の動向が注目されます。



