元教員の免許再取得審査会、大阪で全国初開催 女子生徒へのわいせつ行為で不適当判断
元教員免許再取得審査会、大阪で全国初 わいせつ行為で不適当判断

元教員の免許再取得審査会が大阪で全国初開催、わいせつ行為で「不適当」判断

子どもへのわいせつ行為で教員免許を失効した元教員への免許再交付の可否を判断する「再授与審査会」が、全国で初めて大阪府教育委員会で実施されていたことが、3月16日に明らかになりました。審査の結果、再交付は行われず、文部科学省が同日にこの事実を公式に発表しました。

女子生徒へのわいせつ行為で懲戒免職、元高校教員が申請

この審査会は、2022年度に施行された「教員による児童生徒性暴力防止法」によって新設された制度です。大阪府教育委員会などの関係機関によると、女子生徒に対してわいせつ行為を行い、その結果として懲戒免職処分を受けて教員免許を失効した元府立高校教員が、2025年度に教員免許の再取得を正式に申請しました。

しかし、厳正な審査を経て、再授与審査会はこの申請を「不適当」と明確に判断しました。これにより、元教員への免許再交付は認められず、教育現場への復帰は阻止される形となりました。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

全国で唯一の審査会開催、大阪府が先駆け

文部科学省が発表したデータによると、2025年9月1日時点において、再授与審査会が実際に開催されたのは、全国47都道府県のうち大阪府のみでした。この事実は、大阪府が新制度の実施において全国的な先駆けとなったことを示しています。

制度の目的は、教員による児童生徒への性暴力を防止し、教育現場の安全と信頼を確保することにあります。審査会の判断は、わいせつ行為のような重大な不祥事を起こした教員に対して、免許再取得の基準が極めて厳格であることを明確に示しました。

教育現場の安全確保へ、制度の運用が本格化

今回の審査会の実施とその結果は、児童生徒の保護を最優先とする社会の姿勢を反映しています。教員免許の再取得には、単なる形式的な審査ではなく、行為の重大性や再発防止の観点から、詳細な検証が求められることが浮き彫りになりました。

今後、他の都道府県でも同様の事例が発生した場合、大阪府の事例が重要な参考となることが予想されます。教育行政関係者は、制度の適切な運用を通じて、子どもたちが安心して学べる環境の構築に努めています。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ