大阪大学で囲碁講義、学生と対局「負けるかも…」 女流棋士が語る刺激的な体験
囲碁棋士の塚田千春さんが、大阪大学で開催された「『囲碁』で論理的思考を養おう」という講義に参加し、学生たちとの対局を通じて貴重な体験をしました。この講義は、岩丸平七段と小西理章四段が主導し、塚田さんがお手伝いとして加わりました。
大学初体験で緊張、広大なキャンパスに圧倒
塚田さんは、大学に足を踏み入れるのが初めてで、少しドキドキしていたと語ります。キャンパス内の広さに圧倒されながらも、同世代の学生を教えることに緊張を感じつつ、当日を迎えました。講義は囲碁未経験者向けに設計され、3日間にわたり集中的に行われました。
学生たちの真剣な姿勢と飲み込みの速さに驚き
最終日には、9路盤を使った練習碁の講義が行われ、塚田さんはそのお手伝いをしました。教室には約30人の学生が集まり、真剣な表情で囲碁に取り組んでいました。持ち時間10分の練習碁では、学生たちの飲み込みの速さに驚かされたそうです。
「みなさん飲み込みが速い! 数日前に囲碁を覚えたとは思えないくらいで、打つ場所に困っている人がいたら助けに行こうと思っていたのですが、お助け要らずでした」と塚田さんは振り返ります。
対局で「負けるかも…」と焦るほどの強さ
塚田さんは学生2人と対局し、その強さに少し焦りを感じたと明かします。「負けるかも……」と思わせるほどで、優秀な学生たちは論理的思考方法が身についており、数手先を読んで戦略を立てる囲碁のコツをすんなり吸収できたようです。
局後の検討では、「なんでここはこうなるんですか?」「ここでこうしてたら、どうなってましたか?」といった論理的な質問が多く飛び出し、教える側としても楽しかったと語ります。講義終了後も囲碁を続ける学生の姿に、塚田さんは感銘を受けました。
囲碁の広がりと論理的思考力の重要性を実感
塚田さんは、学生たちが囲碁を覚えて数日でどんどん強くなる姿を見て、囲碁が仕事や勉強に役立つという話を実感したと述べます。「なるほど、確かに論理的な思考力というのは、根っこの部分でつながっているのかもしれません」と、この体験が自身にとっても刺激的な時間だったと強調しました。
このような出会いや発見が、囲碁の普及につながることを願っています。塚田千春さんは、日本棋院関西総本部所属の女流棋士で、2004年4月5日生まれの21歳。大阪府出身で、趣味は阪神タイガースの試合観戦とカラオケです。



