中高生の77%が校則への意見表明機会を希望 NPO調査で判明、こども基本法の実態に課題
中高生77%が校則への意見表明機会を希望 NPO調査

中高生の77%が校則への意見表明機会を切望 NPO調査で明らかに

認定NPO法人「カタリバ」が実施した調査により、中高生の77.2%が校則や学校のルールについて、自身の気持ちを聞いてもらったり考えを伝えたりする機会を強く望んでいる実態が、3月21日に明らかとなった。この結果は、2023年に施行されたこども基本法に明記されている「意見表明権」の実現に向けた課題を浮き彫りにしている。

調査の詳細と具体的なデータ

調査は昨年11月にインターネットで実施され、2986人の中高生から回答を得た。校則やルール以外にも、学校の設備や行事、部活動について意見表明の機会がほしいとの回答が7割を超える高い割合を示した。一方で、実際に校則・ルールに関して意見表明の機会があると答えた生徒は53.1%に留まり、希望と現実の間に大きな隔たりがあることが判明した。

意見表明と社会への意識の関連性

さらに調査では、学校に関する意見表明機会が多い生徒ほど、「自分の行動で国や社会を変えられる」という認識が高い傾向にあることも分かった。これは、生徒の声を尊重する環境が、社会参画意識の醸成に寄与する可能性を示唆している。

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意見表明に必要な条件とは

意見表明に必要な条件について尋ねたところ、以下のような回答が得られた。

  • 「安心して話せる雰囲気」が最も多く挙げられた。
  • 次いで「信頼できる友達がいる」という回答が続いた。
  • 「信頼できる先生がいる」ことも重要な要素として認識されている。

専門家はこの結果を受け、「生徒が話したいことについて、大人との対話の機会を積極的に設ける必要性が改めて示された。こども基本法の理念を現場で実践するためには、安心して発言できる環境づくりが不可欠だ」と指摘している。

この調査は、乙武洋匡さんらが参加したカタリバ主催のイベントと連動して発表され、東京都港区で行われた。学校現場における民主的なプロセスの重要性が、改めて注目を集めるきっかけとなった。

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