埼玉栄中高で特別理科教室、17世紀の自作顕微鏡を再現
埼玉栄中学・高等学校(さいたま市)は、2026年2月3日から5日にかけて、中学1年生を対象とした特別理科教室を実施しました。この教室では、東京科学大学(旧東京工業大学)の卒業生で構成される理科教室ボランティア団体「くらりか」を招き、歴史的な科学実験に取り組みました。
レーウェンフックの顕微鏡を製作し、細胞観察を体験
テーマは「レーウェンフックの顕微鏡」です。17世紀にオランダで活躍した科学者、アントニ・ファン・レーウェンフックは、自作の顕微鏡を用いて微生物を初めて観察し、生物学に大きな貢献をしました。今回の教室では、生徒たちがレーウェンフックと同じ原理に基づく簡易顕微鏡を自ら製作しました。
製作過程では、レンズの調整や光の反射を利用する方法を学び、科学の基礎を実践的に理解しました。完成した顕微鏡を使って、タマネギの表皮細胞を観察し、細胞壁や核などの微細な構造を確認することができました。これにより、生徒たちは肉眼では見えない世界の驚異に直接触れる貴重な体験を得ました。
ボランティア団体「くらりか」の協力で実現
ボランティア団体「くらりか」は、大学卒業生が中心となり、理科教育の普及を目指して活動しています。今回の教室では、専門的な知識を分かりやすく伝え、生徒の興味を引き出す指導を行いました。参加した中学1年生からは、「顕微鏡を作るのが楽しかった」「細胞がこんなにきれいな形をしているとは思わなかった」などの声が上がり、科学への関心が高まった様子です。
埼玉栄中学・高等学校は、このような体験型学習を通じて、生徒の探究心や創造力を育成することを重視しています。今後も、実践的な理科教育を推進し、次世代の科学者育成に貢献していく方針です。



