大阪公立高校入試一般選抜の出願締め切り、全日制平均倍率は1.05倍に
大阪府教育委員会は3月6日、2026年度公立高校入試の一般選抜の出願を正式に締め切りました。全日制課程では、募集定員3万1847人に対して、3万3422人の志願者が集まりました。これにより、全日制の平均倍率は前年度同期と比較して0.03ポイント増加し、1.05倍となりました。
文理学科で高い人気、豊中は1.79倍に
学校別の倍率を見ると、文理学科を設置する高校が特に注目を集めています。豊中高校の文理学科は1.79倍と高い競争率を示し、人気の高さが際立っています。同様に、高津高校と茨木高校の文理学科も1.39倍と健闘しています。
また、新たに文理探究科を設置した春日丘高校は1.66倍となり、新設学科ながらも多くの志願者を引きつけました。これらのデータは、理数系や探究学習に重点を置く学科への関心が依然として高いことを示しています。
専門学科では定員割れが相次ぐ
一方で、工業や商業などの専門学科を有する高校では、定員に満たない志願者数となるケースが相次ぎました。これは、職業教育を中心とする学科への志望動向が変化している可能性を示唆しています。
全日制課程全体では、平均倍率が1.05倍と小幅ながら前年度を上回りましたが、学科間で明らかな格差が生じている状況が浮き彫りになりました。
定時制と通信制の状況
定時制課程については、募集定員840人に対して398人の出願があり、平均倍率は0.47倍となりました。これは前年度比で0.08ポイントの増加ですが、依然として定員を下回る水準です。
通信制課程の詳細なデータは公表されていませんが、多様な学習ニーズに対応する課程として、今後の動向が注目されます。
地域の教育動向を反映
今回の出願状況は、大阪府内の高校教育に対する保護者や生徒の選好を如実に反映しています。文理学科や探究科への高い人気は、大学進学や専門的な学びへの志向が強まっていることを示しています。
教育委員会は、これらのデータを今後の学校配置やカリキュラム改善に活用し、地域の教育水準向上に努めるとしています。入試の一般選抜は今後、学力検査や面接などを経て合格者が決定される予定です。



