長崎市離島・池島のコミュニティバスが2026年3月末で廃止へ
さいかい交通(本社・長崎県西海市)は、長崎市の離島である池島で運行していたコミュニティバスを、2026年3月末をもって廃止することを正式に発表しました。この決定は、深刻な運転手不足と利用者の減少を背景に、市や地域住民との協議を経て下されたものです。
運転手不足と利用者減少が廃止の主な要因
同社によると、池島のコミュニティバスは長崎市からの委託を受けて運行されており、平日には24便、土曜日には16便が設定されていました。しかし、近年ではバス運転手の確保が困難となり、同時に利用者数も減少傾向にあったことから、継続的な運行が難しくなっていました。
この廃止により、島内で運行するバス路線は完全になくなることが明らかになりました。かつて炭鉱で栄え、高層住宅が立ち並んでいた池島の交通手段が、大きな転換点を迎えることになります。
外海扇山線でも運行取りやめと減便を実施
さらに、さいかい交通は長崎市神浦向町から同市神浦扇山町を結ぶ外海扇山線の一部区間でも運行を取りやめることを決定しました。これに伴い、2か所の停留所が廃止される見込みです。
平日のみ運行しているこの路線の本数は、従来の1日9便から4便に大幅に減便されることになります。この措置も、運転手不足と利用状況の変化に対応するためのものです。
地域の公共交通網が縮小される中、住民の移動手段の確保が新たな課題として浮上しています。さいかい交通と長崎市は、今後の対応について継続的に協議を進めていく方針を示しています。



