関西空港の中国便旅客数、3月も54%減で4カ月連続の前年割れ 北米・欧州路線も減少
関西空港中国便、3月も54%減で4カ月連続前年割れ (08.04.2026)

関西空港の中国路線、旅客数が4カ月連続で前年を下回る

関西エアポートが8日に発表した速報値によると、関西空港の2026年3月における中国路線の旅客数は、前年同月と比較して54%減少し、27万4千人となった。これは、2025年12月から4カ月連続で前年割れを記録しており、日中外交問題の悪化が主な要因と見られている。

中国路線の減少傾向が顕著に

今年に入ってからの中国路線の旅客数減少は特に深刻で、1月は前年同月比58%減、2月は59%減と、いずれも前年の半数以下に落ち込んでいる。この傾向は、両国間の政治的緊張が航空需要に直接的な影響を与えていることを示唆している。

新たな懸念材料としての北米・欧州路線の減少

関西空港にとってさらに懸念されるのは、中国路線に加えて新たな問題が生じている点だ。3月の方面別旅客数では、北米、欧州、中東などの路線を合計した数値が前年から21%減少し、9万4千人となった。これは、中東情勢の緊迫化に伴い、一部の中東便が欠航している影響が大きいと分析されている。

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2025年度国際線全体では増加傾向も

一方で、2025年度を通した国際線全体の旅客数は、前年度比8%増加2705万9千人を記録している。これは、昨年4月から11月にかけて中国路線の旅客数が前年を24%から77%上回るなど、前期の好調な需要が全体を押し上げた結果だ。しかし、最近の減少傾向が続けば、今後の国際線全体の成長にも影響が出る可能性がある。

関西空港は2024年に開港30周年を迎えたが、現在は地政学的な要因による旅客数変動という新たな課題に直面している。運営側は、路線の多様化や需要の安定化に向けた戦略の見直しを迫られる状況だ。

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